「また仕事を辞めた。俺って、クズなのかもしれない…」
そう思っていた時期が、僕にもありました。
警察官を辞めたあと、実家に引きこもった1年間。
その後も転職を繰り返し、「また逃げた」「自分はダメだ」と何度も自己嫌悪に陥りました。
まわりの同級生はちゃんと働いているのに、僕だけが取り残されている…。そう感じていました。
でも今ならはっきりと言えます。逃げ癖がある=クズ、なんてことは絶対にありません。
むしろ、限界を超えても逃げられない人のほうが、心や体を壊してしまう。
「逃げた」という行動には、必ず理由があります。
それは、合わない仕事を無理に続けていたせいかもしれないし、育ってきた環境が影響していたのかもしれません。
この記事では、かつて逃げ続けた僕自身の経験もふまえて、「逃げ癖」と呼ばれる行動の背景や、その後どう生き直せたかをお話しします。
あなたが今、少しでも「クズかもしれない」と感じているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
逃げ癖をクズと自分を責める前に知ってほしいこと
- 「また逃げた」
- 「どうせ続かない」
- 「自分はクズだ」
そんなふうに自分を責め続けていませんか?
でも、その思考は本当にあなた自身の欠陥なのでしょうか。
なぜ「逃げ癖=クズ」と思い込んでしまうのか
まず知っておいてほしいのは、「逃げる=悪いこと」と刷り込まれてきた背景があるということです。
- 親や教師から「逃げるな」と言われて育った
- 会社で我慢や根性が美徳とされてきた
- SNSで「逃げ癖=甘え」と断罪される投稿を見る
こうした環境に長くいれば、
と思い込んでしまっても無理はありません。
逃げた自分を責めていた過去の僕
僕自身、警察官時代に強いストレスとプレッシャーで心が限界を迎え、適応障害とうつで退職しました。
その後、実家に引きこもった1年間は
と自分を責め続けていました。
でも今になって思うのは、「あのとき逃げていなかったら、心が壊れていた」ということです。
つまり、逃げることは“弱さ”ではなく“自分を守る行動”だったと気づけました。
専門家も「逃げることは悪ではない」と示している
たとえば心理カウンセラーやキャリアコンサルタントも、「ストレスの強い環境から離れるのは正常な自己防衛反応」と説明しています。
たとえば厚生労働省も、企業に対して「ストレスチェック制度」の導入を義務化し、従業員の心の不調を放置せず、早期に気づいて対応することの重要性を示しています。
無理に我慢し続けるのではなく、
という選択も、心の健康を守る正しい手段なのです。
(参考:厚労省|ストレスチェック制度)。
この章のまとめ
- 「逃げ癖 クズ」と思う背景には、育ちや社会的な刷り込みがある
- 自分を責め続けることこそが、心を壊す原因になる
- 逃げる行動は「悪」ではなく「生きるための選択」である
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「逃げ癖」=“合わない仕事”を教えてくれるサインかも
そんな自分を「逃げ癖がある」と責めていませんか?
でも、それは本当に“逃げ癖”ではなく、あなたに合っていない仕事を無理に続けているサインかもしれません。
僕も、「逃げた」んじゃなくて「向いていなかった」だけだった
警察を退職してから、
- 配管工
- リゾートバイト
- プログラミングスクール
- WEB制作会社など
僕は短期間でいくつも職を変えました。
そのたびに「自分には逃げ癖がある」と思っていましたが、今振り返るとどれも共通点があったんです。
- 「人間関係が合わない」
- 「仕事内容に興味が持てない」
- 「評価の基準が不明確」
つまり、僕が辞めてきた仕事は“根本的に自分の強みや価値観とズレていた”んです。
「逃げたい」と感じるのは、心からのサイン
無理をして働き続けると、遅かれ早かれ限界が来ます。
強いストレスは、自律神経や睡眠リズム、集中力、自己肯定感まで影響を与え、最終的にはうつ症状を引き起こすこともあります。
だからこそ、「逃げたい」と感じた時点で一度立ち止まってほしいんです。
それは“怠け”ではなく、“体と心の緊急アラート”かもしれません。
向いてない仕事から抜け出すヒントをくれた「適職診断」
僕が自分の適性に向き合い始めたのは、ASSIGNという無料の適職診断アプリを使ってからでした。
このアプリは、あなたの性格・価値観・スキルから
- 「どんな仕事が合っているか」
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診断を受けて、「自分は人とじっくり向き合う仕事に向いていて、数字やノルマで管理される職場が苦手だったんだ」とハッとしました。
この“気づき”がなければ、僕はきっと今でも「逃げ癖=自分の弱さ」だと思い込んだままだったと思います。
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この章のまとめ
- 逃げ癖ではなく、「向いていない仕事」を無理に続けているサインかもしれない
- 「逃げたい」は体と心からのSOS。無理して続ける方が危険
- ASSIGNで適職を知れば、自分を責めなくて済むようになる
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小さな成功体験が、逃げ癖を治す第一歩
「逃げ癖がある自分を変えたい」
そう思っても、いきなり立ち直るのは難しいものです。
でも実は、小さな成功体験の積み重ねが、自己肯定感と「続けられる力」を育ててくれます。
「また逃げるかも」と不安だった僕
実家から飛び出してリゾートバイトに行ったとき、正直すごく不安でした。
「また途中で辞めてしまうんじゃないか」「逃げ癖が出てしまうんじゃないか」と。
でも実際には、食費も家賃も無料で生活コストがかからず、人間関係も比較的ゆるやかだったので、4ヶ月間しっかり働けました。
この小さな成功が、次の行動の自信になったんです。
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逃げ癖を治すのではなく、「逃げなくていい環境」を選ぶ
「逃げ癖をなくす」ことを目指すよりも、そもそも逃げなくていい環境に身を置くことのほうが、現実的で有効です。
そうしたストレス源から離れたとき、人は自然と「逃げたい」と感じなくなります。
実際、僕も環境が変わっただけで「継続する力」が自然とついてきました。
だからこそ、逃げ癖を個人の欠陥と決めつけず、環境のミスマッチに目を向けてほしいんです。
一人では難しいなら、プロと一緒に小さな成功体験を作ろう
どうしても一歩を踏み出せないときは、第二新卒エージェントneoのようなキャリア支援サービスを活用するのもひとつの方法です。
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この章のまとめ
- 逃げ癖は「性格」ではなく、環境とのミスマッチが原因のことが多い
- まずは小さな成功体験を積み重ねることで、自信が回復していく
- 第二新卒エージェントneoのようなサポートも、自信を育てる手助けになる
“逃げ癖”は親や育ちの影響かもしれない
そう決めつけていませんか?
でも実は、その傾向には育った環境や親との関係が大きく関わっている可能性があります。
親の言葉や態度が、「逃げ=悪」と刷り込んでくる
たとえば、こんな親のもとで育った人は多いはずです。
- 「一度決めたら最後までやりなさい」と言われてきた
- 挫折や失敗を許さず、「逃げるな」「甘えるな」と叱られてきた
- 比較や否定が多く、「お兄ちゃんは逃げなかったのに」など言われてきた
こうした環境では、失敗=悪、逃げる=クズという価値観が無意識に刷り込まれていきます。
僕も親の期待に縛られていた
僕も警察官を辞めたとき、周囲から「せっかく公務員になったのにもったいない」と言われました。
その言葉がずっと胸に刺さって、「また逃げたらダメだ」「期待を裏切った」と自分を責め続けました。
でも、本当に苦しかったんです。
誰にも相談できず、ただ「我慢が足りない」と思い込んでいました。
育った環境は変えられない。でも、これからの選択は変えられる
確かに、過去の育ちや親の影響は変えられません。
でも、それに縛られてこれからも自分を責め続ける必要はありません。
むしろ、その価値観が苦しみの原因になっていたなら、「それは親の考え方。自分には合わない」と手放していくことが大切です。
この章のまとめ
- 逃げ癖は「性格」ではなく、育ちや親の価値観が影響していることがある
- 「逃げるな」と言われ続けると、苦しくても辞められなくなる
- 過去の価値観に縛られず、自分の感覚を信じていい
“逃げ癖”がある自分でも、人生はやり直せる
僕は、そう思いながら引きこもっていた時期がありました。
引きこもっていた僕が、今こうして記事を書いている
警察官を辞めて実家に戻り、1年間はほとんど家から出ませんでした。
布団から出られない日も多く、「自分は社会に必要とされていない」と感じていました。
でも、少しずつ行動する中で、状況は変わっていきました。
- リゾートバイトでお金を貯めて上京
- プログラミングスクールに通い、ITを学ぶ
- WEB制作の会社に入るも、求人詐欺に遭いまた退職
- その後も試行錯誤し、現在は管理職として採用にも関わっている
5回転職しましたが、今は「自分らしい働き方」で年収700万円を超えました。
あのとき逃げた自分がいたから、今があります。
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逃げた過去を「失敗」と見るか、「必要な選択」と見るか
人生に無駄なことはありません。
たとえ逃げた経験があっても、それは「自分を守るために必要だった行動」であり、そこから学べることはたくさんあります。
問題は、逃げたことではなく、「そのあとどうするか」。
僕は、そこから逃げずに向き合ったからこそ、今があります。
自分を責めるより、未来を選び直そう
逃げたって、失敗したって、何度だって人生はやり直せます。
大切なのは、自分の弱さを受け入れて、次にどう進むかを考えること。
その過程で、一人では難しいなら誰かに頼る勇気を持つことも、立派な選択です。
この章のまとめ
- 僕は5回逃げたけど、そのたびに気づきを得て人生を変えてきた
- 「逃げた=終わり」ではなく、「逃げた=始まり」にできる
- 過去の自分を否定せず、自分らしい人生を選び直していけばいい
よくある質問(FAQ)
Q. 逃げ癖がある人の末路って本当にヤバいんですか?
「逃げ癖がある=末路が悲惨」というイメージがありますが、これは一面的な見方です。
むしろ、限界まで我慢して心身を壊してしまう方がよほど危険です。
逃げ癖ではなく「自分に合わない環境に反応しているだけ」のケースも多く、環境を整えることで安定して働ける人もたくさんいます。
Q. 自分に逃げ癖があるかどうか、診断できますか?
はい、可能です。
ASSIGNのような無料の適職診断アプリでは、あなたの性格や価値観から
- 「どんな職場で力を発揮しやすいか」
- 「どこで挫折しやすいか」
を分析してくれます。
自分の“逃げパターン”に気づくだけでも、進むべき方向が見えてきます。

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Q. 逃げ癖ってうつ病のサインなんですか?
すべてがそうとは限りませんが、強い倦怠感・集中力低下・自己否定が続くようなら、うつ症状の可能性もあります。
- 「なんとなくやる気が出ない」
- 「逃げたい気持ちがずっとある」
という状態が長引く場合は、一度心療内科や専門家への相談をおすすめします。
Q. 何度も仕事を辞めていると、もう転職は不利になりますか?
確かに職歴が短いことは選考上マイナスになることもありますが、それ以上に大切なのは「その経験から何を学び、今どう考えているか」です。
第二新卒エージェントneoのように、丁寧に経緯を聞いてくれる転職支援サービスを活用することで、あなたの強みや可能性をきちんと伝えることができます。
Q. 逃げ癖を直すにはどうすればいいですか?
「逃げ癖を直す」というよりも、まずは「逃げたくなる原因」を明らかにすることが先決です。
それが仕事の内容か、人間関係か、評価制度か……。
原因を特定できれば、無理に耐えるのではなく「逃げなくて済む環境」を選ぶことが可能になります。
診断ツールや面談支援を使って、自分の傾向を客観的に把握することから始めてみましょう。
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このページのまとめ
「逃げ癖がある自分はクズだ」と思って苦しんでいるあなたへ。
この記事を通して伝えたかったのは、逃げることは“弱さ”ではなく、“必要な選択”だということです。
- 逃げ癖には、親の価値観や育った環境が影響していることがある
- 逃げたくなるのは、「合わない仕事」に無理して向き合っているサインかもしれない
- 環境を変えれば、逃げなくてもいい自分になれる
- 小さな成功体験が、自己肯定感を育ててくれる
- 逃げ癖を否定せずに受け入れることが、人生を変える第一歩になる
僕も、何度も逃げて、何度も悩んで、ようやく今の自分を築くことができました。
何度だって、逃げていい。何度でもやり直せますからね。
- 「自分に向いている仕事ってなんだろう?」
- 「ちゃんと話を聞いてほしい」
そう思ったら、以下のサービスを活用してみてください。
あなたが今抱えている「逃げたい気持ち」は、決して甘えではなく、自分らしく生きるためのサインかもしれません。