新卒だけど仕事を辞めたい。
石の上にも三年って言うし、最低でも3年は働いたほうがいいよね?
新卒で辞めたら転職するとき不利になっちゃうよね?
このようなお悩みにお答えしていきます。
はじめまして、ゆうやです。
この記事を書いているボクは新卒で入社した会社を2年で辞めました。
2年で辞めたといいましたが、正確にいうと2年のうち1年は休職しているので、1年しか働かずに退職したことになります。
ボクが新卒1年で退職した理由は、上司のパワハラと職場いじめです。
詳しくはパワハラで適応障害になって退職した話に書いているので、ここでは詳しく話しませんが、ボクは新卒というカードをあっけなく手放しました。
今回は、このような背景のあるボクが、新卒で退職したら人生終わりなの?という疑問に、実体験をベースにお答えしていきます。
本記事を読むことで、新卒で退職することへの不安や悩みを解消できるでしょう。
目次
新卒で仕事を辞めたら人生終わりなの?

新卒で仕事を辞めたら人生終わりなの?
結論:終わりではありません。
理由を解説していきますね。
新卒で辞めても再就職しやすい
総務省の職業構造基本調査(平成29年版)によると20〜24歳の就職率は最も高いことが判明しています。
年代別の非正規から正社員になった割合
- 15〜19歳 =29.9%
- 20〜24歳 =32.7%
- 25〜29歳 =25.5%
- 30〜34歳 =18.1%
- 35〜39歳 =15.5%
以上の理由から、新卒で辞めたとしても年齢は22歳〜24歳でしょうから、再就職には困らないということが言えます。
じっさい、ボクが新卒で仕事を辞めたあとは、1ヶ月かからずに転職することができました。
70%の企業がフリーター歴を気にしない
厚労省の統計データによると68.1%の企業が、フリーター歴を気にせずに採用活動をすると回答しています。
つまり、新卒で仕事を辞めて、フリーターになっても採用活動で不利になるとは考えにくいと言えます。
じっさい、ボクはこれまでに2度、フリーターから正社員への転職成功させていますが、フリーター歴がマイナスに評価されたことはありませんでした。
むしろ新卒で仕事を仕事を辞めてしまった原因を、自分なりに分析できていることを面接官にアピールすることができれば、プラスのイメージを与えることができます。
ですので、新卒で仕事を辞めても大丈夫だということを、ボクの体験談から保障します。
世はまさに大転職時代
総務省統計局の調査によると2019年の転職者数は”過去最高”の351万人です。
また、マイナビが2022年3月25日、現在正社員として働いている20~50歳代の男女1500人を対象に行った調査では、20代の男女の転職率が最も高いことが明らかになっています。

以上のことからも、20代での転職は最も成功率が高いことがわかります。
ちなみに、ボクは26歳時点で5回転職をしているので、ボクの体験談からも20代での転職成功率は高いと言えます。
20代の3割が正社員ではない
厚生労働省の若年者雇用実態調査の概況(平成30年)によると20代の正社員割合は約70%となっています。
つまり、20代の3割は正社員ではありません。
|
正社員 |
正社員以外 |
不明 |
15〜19歳 |
62.7 |
36.3 |
1 |
20〜24歳 |
71.8 |
28 |
0.1 |
25〜29歳 |
73.2 |
26.8 |
0 |
30〜34歳 |
64 |
35.7 |
0.2 |

以上のことから、新卒で仕事を辞めてフリーターになっても、人生終わりではありません。
もし、新卒で仕事を辞める=人生終わりだとするなら、日本の20代の3割が人生終わりということになるので、日本が終わります。
ですので、新卒で仕事を辞めても大丈夫です。
大切なのは仕事を辞めたあと、どのようにリカバリーするかです。
なお、下記の記事では、20代のフリーターがヤバくない理由について詳しく解説しています。
良かったら下記の記事もどうぞ。
新卒で辞めたら人生終わり?体験談をご紹介

新卒で辞めたら人生終わり?体験談をご紹介
ここからは、新卒で仕事を辞めて人生終わりと感じている人たちのツイートを引用し紹介させていただきます。
それぞれのツイートにボクの意見や体験談も付け加えていきます。
3か月で看護師を退職された方
この方は、新卒で看護師を退職されたようです。
3ヶ月で退職してしまった為、看護師としてのキャリアに傷がついてしまったことに落ち込んでいます。
新卒で入社した会社で身体を壊してしまった方
こちらの方は新卒で入社した会社で身体を壊してしまったようです。
ボクも同じように、新卒で入社した会社で身体を壊しているので、気持ちが痛いほどわかります。
ただ、あれから4年経った今では、無事に再就職できています。
なので、新卒で入社した会社を辞めても、人生は終わらないということを知ることができています。
※ボクが新卒で入社した会社で病気になった話は下記からどうぞ。
新卒で就職失敗した人
こちらの方は、新卒で就職できず、1年間バイトをして過ごしたようです。
ボクもこの方の考え方には賛成で、これから定年(65歳)まで働くことを考えると、1年くらい遊ぶくらいがちょうどいいと考えています。
じっさい、ボクも約2年フリーター経験がありますが、いま思えばフリーター時代にたくさん遊んでおいたおかげで、仕事に集中することができています。
ようするに、遊び貯金みたいな感じですね。(笑)
新卒で辞めても人生終わりではない派の体験談

新卒で辞めても人生終わりではない派の体験談
ここまでは、新卒で仕事を辞めて人生が終わったと感じている人たちのツイートを紹介してきました。
ですが、本記事で何度も言っているとおり、新卒で仕事を辞めても人生は終わりではありません。
そこで、この章では、新卒で仕事を辞めても人生終わらない派のツイートを紹介していきます。
新卒で辞めても人生終わりではない派の意見①
この方のは、新卒で就職失敗=人生終わりという意見は、世の中の勝手なイメージや考え方であると主張しています。
ボクもこの意見には賛成です。
というのも、新卒で就職失敗=人生終わりという考え方には、具体的なデータがあるわけではないからです。
むしろ、本記事で紹介したデータを見ると、新卒で就職失敗しても人生終わっていない人がたくさんいることがわかります。
ですので、新卒で就職失敗=人生終わりという意見は、世間が勝手に作り出した悪いイメージです。
このように、新卒で就職失敗=人生終わりという言われるのは、この意見のおかげで得する人間がいるからです。
例えば、企業の社長とかですね。
企業の社長は、従業員に転職されてしまったら損をするので、就職失敗に対して悪いイメージを作りだします。
あるいは、就職サイトを運営している企業も同じです。
新卒で就職しないとヤバいというイメージをつくることで、新卒の就職意欲をあおります。
なぜこんなことをするのかというと、就職サイトは、就職する人がいないとお金を稼げないからです。
以上のことからわかるように、世間のイメージ・意見というのは誰かが意図的に作っている可能性が高いです。
ですので、何かの情報を手に入れたら、情報の出どころをチェックしてみると、世の中の間違った情報操作にダマされなくなります。
ちなみに、ニート・フリーターが『生きる価値なし』と言われるのも世の中が勝手に作り出したイメージです。
詳しくは下記の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
新卒で辞めても人生終わりではない派の意見②
この方は『新卒で就職失敗=人生終わり』と思っている人は『キャリアビジョン※が見えていない』と言っています。
たしかに、人生100年時代と言われる現代では、就活失敗なんて100年あるうちの1〜3年程度です。
ですので『就活失敗=人生終わり』と考えるのは、自分の将来をイメージできていない証拠とも言えます。
もちろん、『大企業に入ってバリバリ活躍するぞ』と考えている人にとっては、新卒での就活失敗はダメージがあります。
しかし、大企業で活躍すること=最高の人生とは限らないですよね。
むしろ、大企業の仕事って会社の犬になるだけなので、仕事がつまらないことの方が多いです。(※ボクは過去に従業員10,000人超えの企業で働いていました。)
それに、大企業で働けなくても、中小企業で昇進したり、自分で事業を作れば、いくらでも人生やり直すことができます。
人生は登山と一緒で、1つのルートがダメでも、ほかのルート探せば頂上に登ることができます。
不景気のときに仕事を辞めた人
こちらの方は、オイルショック不景気のときに仕事を辞めているようです。
この経験があるので、新卒で就職失敗しても人生終わりではないということを主張されています。
ボク自身も、コロナ不景気のときに転職を成功させているので、この方のツイートには同意です。
未経験から転職を成功させた人
こちらの方は、歯科衛生士から未経験分野への転職を成功させたようです。
ボクも今はたらいている会社は未経験で採用してもらったので、この方のツイートには同意です。
どんな人も、はじめは未経験ですからね。
未経験であることを理由に、転職活動をしないのはもったいないです。
周りに新卒で辞めた人がいる人
こちらの方の周りには、新卒で入った会社を辞めたフリーターがいるようです。
ボクのフリーター時代にも、周りにフリーターが何人かいたので、この方のツイートに共感です。
この方のように、身の周りにフリーターがいると、いろいろな生き方があることを知ることができ、”就職失敗しても人生終わりではない”ということを知ることができます。
しかし、周りが優秀な人ばかりの人は、『就職失敗=人生終わり』という思考になってしまうんでしょうね。
新卒で仕事を辞めた人
こちらの方は、新卒で入った会社を辞めたことで、充実した時間を手に入れたようです。
ボクも就職失敗がキッカケで、筋トレやブログを始めることができました。
なので、新卒で仕事を辞めるなどの大きな失敗も、長期的に見ればプラスになるということを実感しました。
もちろん、新卒で入った会社を辞めたばかりの時は、ネガティブな気持ちになりますが、何年か経ったら「あの経験をしておいてよかった」と思える日が必ずきます。
学生時代のキツい部活動や勉強が、時間がたって良い思い出になるのと一緒です。
新卒で病気になり辞めた人
こちらの方は、新卒で入社後に『適応障害』になり転職をしたようです。
ボクもこの方と同じように、適応障害になり退職をしました。
退職した直後はツラかったですが、今思えばもっと早く退職しておくべきだったと思います。
なぜなら、日本には386万もの会社があると言われているからです。
だから、1つの会社がダメでも、別の会社ではうまくいく可能性があります。
石の上にも3年という言葉がありますが、2019年の転職者数は”過去最高”の351万人です。
なので、合わないと思った会社はなるべく早く退職してしまった方がいいです。
もちろん、はじめての転職は不安ばかりかと思いますが、就職支援サービスを利用すれば、転職初心者でも、ちゃんと転職できます。なので安心してください。
就職失敗したボクが転職を成功させることができたのも、就職支援サービスを利用したからです。
ボクのオススメの就職支援サービスについては【元ニート監修】フリーター就職におすすめの転職サイト13個にまとめているので興味のある方は参考にしてみてください。
※ボクが新卒で適応障害になったときの詳しい話は下記からどうぞ。
まとめ:新卒で辞めても人生終わりではない

まとめ:新卒で辞めても人生終わりではない
今回は新卒で仕事を辞めても人生が終わりではない理由を、ボクの実体験やTwitterを引用しつつ解説しました。
とはいえ、ボクがどれだけ新卒で仕事を辞めても人生が終わりではない理由を述べても、仕事を辞めたばかりのときは、将来が不安になるでしょう。
しかし、人生100年時代です。新卒で仕事を辞めたことなんて、100歳になったときには笑い話になっています。
じっさい、ボクは新卒で入社した会社を1年で辞めたあと、引きこもりになってしまいましたが、今は良い思い出になっています。
むしろ、引きこもり経験があるからこそ、今あなたに記事を読んでもらうことができているので、プラスになっているんじゃないかなあと思っています。
もちろん、新卒で仕事を辞めると、これまで仲の良かった同僚や友人とのかかわりが減るなどの、マイナス面もたくさんあります。
しかし、人生のステージが進むにつれて、つるむ人間が変わることは普通のことです。
むしろ、いつまでも同じ人間とつるんでいる方がおかしいことです。
だから、つるむ人間が変わる=あなたのレベルが上がった証拠です。
なので、
『新卒で仕事を辞める=逃げ・人生終わり・根性がない』
といったネガティブなイメージではなく、
『新卒で仕事を辞める=自分に合った仕事を探すための挑戦』
といった感じで、ポジティブに置き換えてみると、新卒で仕事を辞めることに対する考え方も変わるんじゃないかなあと。
ボクなんて、クズすぎて26歳で5回も転職しちゃってますからね。
だから、新卒で辞めたくらいじゃ人生終わらないですよ。安心してください。
というわけで、今回は以上です。