20代なのに「もう人生終わった」と感じている人へ。
実は、僕自身も大学卒業後にフリーターをして、その後なんとか警察官になったものの、わずか1年で適応障害になり、1年間の休職の末に退職。
社会から取り残されたような気がして、自分が本当にダメ人間に思えた。
でも、そんな僕でも少しずつ自分の人生を立て直してこれたんです。
この記事では、「20代で人生詰んだ」と感じているあなたに向けて、心の回復と人生の立て直し方を、リアルな経験とともにお伝えします。
希望なんてもうない、と思っていた過去の僕と同じようなあなたへ。
ここから、少しずつ変えていけます。一緒に考えてみませんか?
目次
どうして「人生詰んだ」と感じてしまうのか?
「まだ20代なのに、なんでこんなにうまくいかないんだろう」
これは僕が引きこもっていた頃、毎日のように考えていたことです。
人生が詰んだように感じる理由は、何かひとつの出来事だけではありません。
複数の小さな挫折が積み重なり、ある日「もう無理だ」と感じてしまうのです。
失敗経験の積み重ねが心を蝕む
僕もそうでした。フリーターとして働くも先が見えず、やっと入った公務員の職場でも心を壊してしまった。
「何をやってもダメなんじゃないか」と思うようになると、どんどん自信が削られていきます。
比較癖が自己否定を加速させる
SNSで同級生が結婚したり、正社員として活躍していたりする投稿を見ると、胸が締めつけられます。
と感じることで、さらに自分を追い詰めてしまう。
「20代なのに…」という焦りが重荷になる
- 「まだ20代なのに頑張れない自分はダメだ」
- 「20代で詰むなんてありえない」
――そういった思い込みが、逆に苦しみを増やすこともあります。
「20代なのに」という言葉は、時に自分を責める刃になります。
でも、あとで詳しく触れますが、20代で人生がうまくいかなくても、やり直しは本当に可能なんです。
「詰んだ状態」ってどんな状態?
「人生詰んだ」と感じるとき、多くの人は共通する状況に置かれています。
僕自身の経験や、同じように苦しんでいた人たちの声を通して、「詰んだ状態」の特徴を整理してみました。
無職・引きこもり・人間関係の断絶
働いていないこと、社会から切り離されていることは、自分の存在価値を見失う原因になります。
僕もそうでした。
「このまま誰にも必要とされず死んでいくのか」と本気で思っていた時期があります。
お金がない・将来が見えない
収入がゼロになり、通帳の残高が減っていく不安。
「あと何ヶ月で底をつく」と逆算する生活は、想像以上に心をすり減らします。
転職活動をしようにも、何をすればいいか分からず、履歴書すら書けない――そんな状態では一歩も前に進めません。
自分に価値がないと思い込んでいる
- 何もしていない
- 誰にも必要とされていない
- 社会から置いていかれている。
そんな感覚の中で、「自分はもう生きている意味がない」と感じてしまう人もいます。
でも、声を大にして言いたいのは、「詰み」だと思っているのは、自分の視点の中だけで完結している場合が多いということです。
実際には“詰み”ではなく、“止まっているだけ”のケースもたくさんある。
でも安心してほしい。20代は何度でもやり直せる
僕は、「20代で詰んだらもう終わり」「社会復帰なんて無理」と本気で思っていました。
でも今、少しずつですが働きながら、自分の人生を取り戻しています。
それは、20代という年齢が、実は「やり直しの猶予がまだある」からです。
「20代後半=手遅れ」は幻想
世の中には
- 「25歳でフリーターなら終わり」
- 「27歳無職は人生詰んでる」
なんて情報もありますが、それは“焦らせて何かを売りたい人”のセリフでしかない。
実際、30代・40代で人生をやり直す人は山ほどいます。20代ならなおさら、“巻き返し”は効きます。
「やり直した人」は想像以上に多い
僕のように、引きこもっていた人が職業訓練を受けて再就職したり、無職から正社員を目指して就職支援を受けたり……。
表には出ないだけで、「詰んだあとに立ち直った人」って、実はめちゃくちゃ多いんです。
「詰み」の正体は“視野の狭さ”
過去の僕は、「もう他に選択肢がない」「これしか道がない」と思い込んでいました。
でも、外に目を向けたり、人に話を聞いてもらったりする中で、自分の「詰み」は単に視野が狭くなっていただけだと気づけました。
自分のことは自分だけでは見えない。だからこそ、誰かに頼っていい。
まだ20代。人生は止まっているように見えて、ちゃんと進めます。
逆転の第一歩は、自己理解と環境整備
「じゃあどうすればいいの?」
そう思った方へ、僕が実際にやって効果があった“リスタートのきっかけ”をお話しします。
いきなり転職や就活を始める前に、まず取り組んでほしいのが「自己理解」と「生活の土台の整理」です。
まずは自分を責めるのをやめよう
僕は長い間、「自分は弱い」「社会不適合者だ」と自分を責め続けてきました。
でも、それって何の意味もないし、むしろエネルギーを奪うだけだった。
責めるのをやめて「今は疲れてるだけ」と受け入れるだけで、心は少し楽になります。
生活習慣・住環境を整える
心の回復に直結するのが、「生活習慣」と「空間」です。
- 毎日決まった時間に起きる(無理ない範囲で)
- コンビニ飯を減らして、温かいものを食べる
- 部屋を少しだけでも片づける
たったこれだけでも、「自分を大切にしてる」感覚が少しずつ戻ってきます。
第三者の力を借りる
僕が本格的に変われたのは、人に相談するようになってからです。
誰でもいい。「今の状況をどうにかしたい」と話すことが、立て直しのきっかけになります。
自分の中に答えが見えないときは、“外の声”を聞くのが一番の近道です。
人生をやり直す選択肢まとめ
「人生をやり直す」と聞くと、大きな決断や劇的な変化をイメージするかもしれませんが、実際は“小さな選択の積み重ね”がすべてです。
ここでは、僕自身や周囲の人が実践していた「現実的で再現性のある選択肢」を紹介します。
職業訓練を受ける
僕も実際に通いましたが、職業訓練は「引きこもりから社会復帰」するステップとして本当に効果的でした。
理由は以下の通りです。
- 授業に通うことで生活リズムが整う
- 再就職に必要なスキルを無料で学べる
- 似た境遇の仲間ができる
さらに、失業保険をもらいながら通える場合もあるので、「何もできない自分」が「学び直す自分」に変わっていく実感が得られます。
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資格取得・スキルアップ講座
独学でもいいし、通信講座でもいい。
「何かに取り組んでいる」という感覚があるだけで、人は前向きになれます。
特にIT系、Webデザイン、簿記などは未経験でも求人があるので、再出発には向いています。
就職支援サービスを使って再チャレンジ
1人で再就職を目指すのは本当にしんどいです。僕も最初は履歴書すら書けませんでした。
だからこそ、プロに相談して伴走してもらう方が、確実に進めると実感しています。
次の章では、僕が実際に使ってよかった就職支援サービスを紹介します。
実際に使ってよかった就職支援サービス
僕は、就職活動を再開するとき「1人じゃ無理だ」と素直に認めました。
正直、履歴書も空白だらけで、ブランクもある。
だからこそ、プロに頼ったほうが早いと思って選んだのが以下のサービスたちです。
ジェイック|社会人経験が浅くても一気に企業と出会えた
ジェイック
僕が最初に使ったのがジェイックでした。
「書類選考なしで一気に企業と会える」という仕組みがあって、ブランクが長かった自分にはありがたかったです。
研修もあるし、社会人マナーも学び直せて、「もう一度社会に戻る」覚悟を決めるきっかけになりました。
ジェイックの公式ページはこちら
第二新卒エージェントneo|とにかく親身。過去を否定されなかった
第二新卒エージェントneo
次に相談したのが第二新卒エージェントneo。
ここでは、「経歴に自信がない」「退職理由をどう説明したらいいか」という悩みをしっかり聞いてくれました。
担当の人が「大丈夫ですよ、そういう人たくさんいます」と言ってくれたのが、今でも忘れられません。
第二新卒エージェントneoの詳細はこちら
ポジウィルキャリア|どう生きたいかを一緒に考えてくれた
- 「働くこと自体に疲れてしまった」
- 「そもそも自分に何が合ってるのか分からない」
そんなときに使ったのがポジウィルキャリアでした。
就職先を紹介してくれるというより、自己理解とキャリアの整理を手伝ってくれる、そんな存在でした。
無料カウンセリングを受けて、自分の過去と向き合うことができたのは大きな収穫です。
ポジウィルキャリアの公式ページはこちら
ASSIGN|自己分析を深掘りできて、自分の強みが明確に
「なんとなく自信がない」「自分の強みが分からない」状態だった僕には、診断系のサービスに特化したASSIGNが合っていました。
無料診断で「自分に合う仕事」や「仕事観の傾向」が可視化されるので、それを元に応募先を絞りやすくなりました。

著者のASSIGN診断結果
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ネットビジョンアカデミー|上京支援つきでIT転職が狙える
僕は利用しませんでしたが、IT業界に興味がある人なら「ネットビジョンアカデミー」もアリです。
寮付き+上京支援+未経験からの研修ありという仕組みは、地方や引きこもり経験のある人にとってはかなり心強いと思います。
ネットビジョンアカデミーの詳細はこちら
よくある質問(FAQ)
Q:20代後半で無職です。もう人生終わりでしょうか?
A:僕も同じように思っていましたが、終わりではありません。
むしろ、まだ20代だからこそやり直せたと今では思います。
30代・40代から再スタートする人も多い中で、20代のうちは十分に選択肢があります。
焦らず一歩ずつ進めば大丈夫です。
Q:フリーターやニートの経歴は不利になりますか?
A:たしかに書類上は不利になることもありますが、「どう過ごしていたか」「なぜそうなったか」を説明できれば、挽回できます。
僕自身、休職→引きこもりという経歴でしたが、ちゃんと相談して戦略を立てれば通用しました。
Q:自信がなくて面接に行けません。どうすれば?
A:無理にいきなり面接に行く必要はありません。
まずは自己理解や生活リズムを整えること、自分の話を聞いてくれる人に相談することから始めましょう。
僕は職業訓練と就職支援の併用で、少しずつ慣れていきました。
Q:このまま何もせず年だけ取っていくのが怖いです。
A:すごく分かります。僕も毎年、誕生日が近づくたびに焦っていました。
でも、行動するのに“手遅れ”な年齢なんてないです。
ほんの少しでも行動すれば、「時間は自分の味方にもなる」と実感できるはずです。
まとめ|「詰んだ20代」こそ、ここから人生が変わる
僕は、大学卒業後にフリーターになり、警察官として就職しても心を壊し、引きこもりニートになった過去があります。
「人生終わった」と何度も思いました。でも、少しずつ生活を立て直し、相談できる人を見つけ、前に進めるようになりました。
この経験から言えるのは、「詰んだ」と感じる瞬間こそ、人生を変えるスタートラインになり得るということです。
周囲と比べなくていいし、完璧を目指さなくてもいい。焦らず、小さな一歩を積み重ねることで、必ず変われます。
この記事が、少しでもあなたの「やり直しのきっかけ」になれたなら嬉しいです。
あなたの人生は、まだ全然終わってなんかいません。
ここから一緒に、もう一度立て直していきましょう。