中小企業への就職は恥ずかしい?メリットや選び方を解説

大手企業に行きたかったけど、中小企業しか受からなかった…。
周りが大手に内定をもらっているのに、自分だけ中小企業に就職するのが恥ずかしい…。
このようなお悩みにお答えしていきます。
はじめまして、ゆうやです。
この記事を書いているボクは大卒で従業員10,000人以上の大企業に入社したのち、従業員50名の中小企業に転職した28歳です。
この経験から言わせてもらうと、中小企業への就職は恥ずかしいことではありません。
むしろネームバリューや、周りからの評価に流されて大企業に就職すると後悔します。
そこで本記事では、大企業と中小企業で勤務した経験のあるボクが、中小企業への就職が恥ずかしくない理由や、中小企業に就職するメリット、ホワイトな中小企業を見つけるポイントを解説していきます。
中小企業に就職することが恥ずかしいと思っている方は必見の内容ですよ。
なぜ中小企業への就職を恥ずかしいと思うのか

冒頭でも言った通り、中小企業へ就職することは恥ずかしいことではないです。
しかし中小企業への就職を恥ずかしいと感じる人は多いです。
ではなぜ多くの人が、中小企業への就職を恥ずかしいと感じるのか。
理由は以下の3つです。
- 周りが大手企業に就職している
- 誰でも入れるから
- 承認欲求が強い
それぞれ解説していきます。
周りが大手企業に就職している
あなたが有名大学出身なら、周りの友人は大手企業に内定をもらっている人が多いでしょう。
そんな環境にいると、『中小企業に就職したら負け組』と感じるのも無理はありません。
しかし経済産業省の報告によれば、日本にある421万社のうち、99.7%が中小企業なんだそう。
つまり大企業に就職する方がレアケースで、中小企業に就職するのは普通のこと。
なので中小企業に就職するのは恥ずかしいことではないです。
誰でも入れるから
大企業の募集要件は『大卒以上』となっており、さらに学歴フィルターを採用していることが多いです。
しかし中小企業は高卒でも入社できる場合が多いです。せっかく大学を卒業したのに、高卒でも入れる企業に入社するのはもったいないと感じる人もいるでしょう。
このような理由から、中小企業に就職するのは恥ずかしいと感じるわけです。
承認欲求が強い
大企業に就職すると、近所の人や友人から褒められたり尊敬されます。
しかし中小企業は名前すら知られていないので、他人から褒められたり、尊敬されることはありません。
なので承認欲求が強い人は、中小企業へ就職することを恥ずかしいと感じる傾向にあります。
中小企業への就職が恥ずかしくない理由

順番に解説していきます。
日本企業の99.7%が中小企業だから
先ほども説明しましたが、経済産業省の報告によれば、日本にある421万社のうち、99.7%が中小企業です。

従業員数でみると、約7割が中小企業で勤務していることがわかります。


つまり中小企業に就職するのは普通のことで、大企業に就職する方がレアケースってこと!
じっさい、Fラン卒のボクの周りには大企業に就職した人がほとんどいませんでした。
なのでボクは、中小企業へ就職することを恥ずかしいと思ったことは一度もありません。

ようするに、あなたが中小企業に就職することを恥ずかしいと感じるのは、周りの人が優秀すぎるだけ!
大手よりも条件の良い中小企業があるから
大手企業は給料や福利厚生が良いことが多いですが、中小企業にも条件の良い企業はあります。
逆に大手企業でネームバリューがあるのに、条件の悪い企業もあります。
中小企業に就職したら恥ずかしいと思っていると、中小企業の求人なんてチェックすらしないかもですが、よく見ると好条件の中小企業はゴロゴロありますよ。
とはいえ中小企業は全国に421万社あります。そこから好条件の求人を探すのは、砂漠でダイヤモンドを探すより難しいです。
なので非公開求人を保有しているJAIC(ジェイック)や、第二新卒エージェントneoを利用し、求人を紹介してもらうのがオススメです。
JAIC(ジェイック):書類選考なしで優良企業約20社と面談できる(18~35歳が対象)
第二新卒エージェントneo:手厚いサポートが売り。(18〜28歳が対象)

ボクはジェイックに紹介してもらった企業で3年以上働いているよ!


中小企業の方が出世しやすいから
大企業は優秀な学生がたくさん集まるため、出世競争が激しいです。
また学閥などの派閥や、社内政治での立ち回り方によって、自分より結果を残していない同僚が、先に出世するような理不尽な思いをすることもたくさんあります。
一方、中小企業は社員が少ないので、20代で主任職、30代で部長職に就くことも珍しくありません。
じっさい、ボクは20代で主任になりました。なので早く出世したい人は、大企業ではなく中小企業がオススメです。

責任あるポジションで仕事できるとやりがいを感じるよ!
中小企業は幅広い業務を経験できるから
大企業は従業員も多く、事業規模も大きいので、部門ごとに仕事が細分化されています。
なので専門性を身につけるには大企業の方が良いです。
一方で、中小企業は従業員も少なく、事業規模も小さいので、1人で広範囲の業務をこなす必要があります。
なので幅広い知識を身につけるなら、大企業より中小企業の方が良いです。

たとえばボクは、営業職だけど人材採用も担当しているよ!
中小企業の方が成長できる
大企業は業務マニュアルが完備されていることが多いので、誰が仕事をしても高い生産性をキープできます。
しかし悪く言えば、『アタマを使って試行錯誤しなくてもいい』と言うこともできます。
もちろんマニュアルを整備し、誰が仕事しても高いパフォーマンスを出せるのは素晴らしいシステムです。
しかし自分で工夫して物事に取り組みたい人にとっては、『物足りなさ』や『つまらなさ』を感じる原因になるでしょう。
じっさい、大企業からベンチャー企業に転職する人が多いのも、このような理由からです。
大企業で経営ノウハウを学んで、ベンチャーや中小企業でそれを活かしたいと考える人が多いのです。

ボクの会社にも東大や早慶の出身者がいるよ!
中小企業の方が“必要とされている感”があるから
大企業は社員が多いので、あなたの変わりなんていくらでもいます。
優秀な同僚はもちろん、毎年たくさんの優秀な新人が入社するので、あなたが居なくなっても会社は回ります。
一方、中小企業は社員が少ないので、周りがあなたのことを必要としてくれます。
じっさい、ボクは今働いている中小企業を辞めて大企業に転職しようとしたのですが、取締役から引き止められて、残ることにしました。
もちろん大企業の方が、年収が高く、福利厚生も充実しているのですが、人はお金だけでは動かないと感じた出来事でしたね。
自分の力で会社を成長させられる
中小企業で働くと、自分の手で会社を大きくできます。
たとえばボクの会社には東大卒の方がいます。この方は海外事業部を立ち上げ、ゼロから1000万円の利益を生み出しました。

ボクの場合はWebサイト制作のスキルを活かして、自社ホームページの改修をしたよ!
このように中小企業に入社すれば自分の手で会社を大きくすることができます。
これによって自分自身も成長できるので、中小企業に就職することは恥ずかしいことではありません。
中小企業に就職するデメリット

ここまでは中小企業への就職が恥ずかしくない理由を解説しました。
しかし中小企業への就職はデメリットもあります。
というわけで、この章では中小企業に就職するデメリットを解説していきます。
専門スキルを身につけにくい
大企業は社員が多く、事業規模も大きいので、部門ごとに仕事が分かれています。
なので特定の仕事に集中して取り組めます。
しかし中小企業は社員が少なく、事業規模も小さいので、部門の仕事以外にもやることがあります。

たとえばボクは営業職だけど、人事の仕事もしているよ!
なので特定のスキルを高めたいと考えている人は、中小企業には不向きです。
逆に言えば幅広いスキルを身につけたい人にとって、中小企業は最高の環境といえます。

自分の好みに合わせて好きな方を選ぼう!
労働環境が整備されていない場合がある
大企業にくらべ、中小企業は労働環境が整備されていないことが多いです。
たとえば中小企業の人事評価制度では、数値での評価ではなく、上司の好き嫌いで評価されることがあります。
じっさいボクが過去に働いていた中小企業は、社長の好き嫌いによって昇進が決まっていました。
なので合理的な考え方や、数値化によって評価を求める人に中小企業は向いていません。
実力勝負
中小企業は学歴フィルターがなく、実力次第で上を目指せます。
なので学歴の高さを活かして仕事をしたいと考えている人は、中小企業の環境や働き方が合わないでしょう。
逆に言えば、学歴関係なく実力で勝負したい人や、低学歴の人にとって、中小企業は最高の環境です。
トップダウンの組織が多い
『トップダウン』とは企業の上層部が意思決定をくだし、それに基づいて下部組織が動くという意思決定スタイルのこと。
たとえば社長のひとことで、経営方針がガラッと変わるのがトップダウン組織の特徴です。
トップダウンの組織では、コツコツ進めていたプロジェクトが、社長の気分次第で白紙に戻ることなんてザラです。
なので柔軟な対応ができない人は、中小企業に向いてません。
逆に言えば臨機応変な対応ができる人は、中小企業で活躍できる人材です。
周囲のレベルが低い
大企業は学歴フィルターがあるので、レベルの高い人が集まりやすいです。
しかし中小企業は学歴フィルターがないため、レベルの低い人が集まりやすいです。
たとえば、
- 電話応対ができない
- 仕事中に居眠りする
- 遅刻ばかりする
- 無断欠勤
- ミスを隠す
- 声が小さくて何を言ってるのか聞き取れない
といった感じですね。彼らは試用期間でクビになっていました。
こんな人ばかり周りにいると、無意識のうちに自分もレベルの低い社会人になります。
たとえば周りがマッチョばかりだったら、自分も筋トレを頑張ろうと思いますが、デブばっかりだと、自分もだらしない食事をします。
じっさい、海外の研究によれば友人が太ると、自分も太るという研究結果があります。
これと同じで、同僚のレベルが低いと、自分のレベルも下がっていくので要注意です。
ホワイト中小企業の探し方

ここまで読んで、中小企業で働くのも悪くないのでは??と感じた人もいるはず。
しかし日本にある中小企業の数は、約421万社です。
この中からホワイト中小企業を見つけるのは、新宿駅をGoogleマップなしで歩くのと同じくらい大変なことです。
そこでこの章では、大企業からホワイト中小企業へ転職を成功させたボクが、ホワイト中小企業の探し方を解説します。
労働条件(年収や残業時間)をチェックする
どれだけ興味のある業界や職種でも、労働条件が自分の希望に満たなければ、短期離職するおそれがあります。
そこで以下の労働条件は必ずチェックしておきましょう。
- 平均残業時間
- 年間休日日数
- 賞与の有無
- 福利厚生
これら4つの条件をおさえておけば、入社してから後悔するリスクを極限まで減らせます。
求人票はもちろん、口コミサイトや就職エージェントを利用し、徹底的に労働条件をリサーチしておきましょう。
じっさいボクは、創業1年のベンチャー企業に入社したのですが、求人票と書いてあることが違い、わずか1ヶ月で退職したことがあります。
なので求人票だけでなく、口コミサイトや就職エージェントを利用し、いろいろな角度から情報を集めるようにしましょう。
自分が興味の持てそうな業界・職種を選ぶ
先に説明したとおり、中小企業は自分で試行錯誤しながら仕事を進めることが多いです。
なので仕事へのモチベーションが高い人は成長速度が早く、モチベーションの低い人は成長が遅いです。
もちろん仕事と割り切れば、興味のない業界・職種でも結果を出せます。
しかし“好きこそ物の上手なれ”と言うように、好きな事に取り組んでいる人は、上達スピードが早いです。
たとえばメジャーリーガーの大谷翔平選手は、野球が好きだからこそ、あそこまでのプレイヤーになれました。
なのでボクたちも、なるべく自分が興味の持てそうな業界や職種で就職すべきです。

興味のある業界や職種が見つからない…

って人は就職エージェントを利用するのがオススメ!
就職エージェントでは、あなたのこれまでの経歴や強みをヒアリングしたうえで、あなたにピッタリな求人を紹介してくれます。
興味のある業界や職種が見つからない人は、気軽に相談してみるといいですよ。

当サイトのおすすめエージェントは以下3つだよ!
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- 第二新卒エージェントneo:手厚いサポートが売り。(18〜28歳が対象)
- 第二新卒の窓口:最短1週間で内定。(東京・神奈川・埼玉・千葉に勤務できる20〜29歳が対象)


就職のプロからアドバイスを受ける
次にオススメなのが、就職のプロであるエージェントからアドバイスを受けることです。
先に紹介しましたが、ボクがオススメするエージェントは以下の3つです。
- JAIC(ジェイック):書類選考なしで優良企業約20社と面談できる(18~35歳が対象)
- 第二新卒エージェントneo:手厚いサポートが売り。(18〜28歳が対象)
- 第二新卒の窓口:最短1週間で内定。(東京・神奈川・埼玉・千葉に勤務できる20〜29歳が対象)
特にJAIC(ジェイック)は、YouTube登録者200万人超えの『両学長』がオススメしているエージェントです。
しかもジェイックは、全国18000社ある就職支援会社のうち、わずか42社しか認定されていない職業紹介優良事業者として認定されています。
ブラック企業が多いと言われている、外食業界、先物取引、投資用不動産、アミューズメント業界は紹介していないので、安心して利用できますよ。
ホワイトな中小企業に就職したい方は、ぜひ利用してみましょう。
先入観を捨て、話だけでも聞いてみる
先入観を捨てて、話だけ聞いてみるのも大切なポイントです。
誰もが知る大企業なら、話を聞かなくても仕事内容をイメージできますが、中小企業は話を聞かないとわからないことが多いからです。
とはいえ興味のない企業の話を聞くのはメンドウだし、時間がムダになるリスクもあります。
そこでオススメなのがジェイックの合同説明会に参加すること。
ジェイックの合同説明会では、非公開求人を含む優良企業が20社ほど集まり、書類選考なしで面談できます。
しかもオンラインで開催されるので、普通に企業説明を聞くより効率的です。
じっさいにボクもジェイックの合同説明会に参加しましたが、初めは興味のなかった業界でも、話を聞いてみると興味が湧いてきました。
合同説明会への参加は無料なので、いろいろな企業の話を聞いてみたい人は利用してみるといいですよ。

まとめ:中小企業に就職するのは恥ずかしいことじゃない!

今回は中小企業への就職が恥ずかしくない理由を解説しました。
日本にある企業の99%が中小企業なので、大企業に入社する人の方がレアです。
周りが優秀すぎると、中小企業=負け組と感じるかもですが、視野が狭くなっているだけです。
少し視野を広げれば、中小企業でも良い会社がいくらでもあると気づくことができますよ。
本記事があなたの視野を広げるお役に立てたら嬉しいです。
ということで、今回の記事は以上です。
あなたが素敵な仕事に出会えることを祈っています。
ではでは!