『夜勤は人生終了説』を検証するために2年続けた結果

- 『夜勤は人生終了するからやめたほうがいい』
- 『夜勤は太りやすくなるからやめたほうがいい』
- 『夜勤は身体に悪いからやめたほうがいい』
- 『夜勤は早死にするからやめたほうがいい』
何かと悪者にされがちな夜勤ですが、はたして本当に夜勤は悪者なのでしょうか?
結論から言うと、ボクは夜勤で人生終了しました。(うつ病になった)
なので、できれば夜勤はやめたほうがいいです。しかし夜勤にはメリットもあります。
本記事では警察官として2年間、24時間勤務を経験したボクが、『夜勤をすると人生終了』と言われる理由について解説していきます。
『現在まさに夜勤をしている方』や『これから夜勤をしようと考えている方』はぜひ参考にしてみてください。
本記事を読むことで、自分が夜勤をすべきか・辞めるべきか判断できますよ。
それでは前置きはここまでにして本題に入っていきます。
『夜勤は人生終了説』を検証するために2年続けてみた結果
冒頭にお話しした通り、ボクは夜勤で人生終了しかけました。
では具体的に何が起こったのかお話ししていきます。
10キロ太った
『夜勤をすると太る』
と聞いたことある人は多いかもしれませんが、これは半分本当で半分嘘です。
なぜなら夜勤しても痩せてる人はいるし、昼間に働いているデブもいるからです。
ではなぜボクが夜勤をして太ったのかというと、夜勤によるストレスを手っ取り早く解消する手段が『食べる』しかなかったからです。
普通なら運動や、友人と出かけるという方法でストレスを発散したいのですが、夜勤明けにそんな元気は残っていません。
だから『食べる』という手っ取り早い方法でしかストレスを発散できなくなり、10キロ太りました。
眠れなくなる
夜勤をしていると、眠気を我慢することが多くなるので、
『眠気=我慢するもの』
という方程式が脳みそに完成し、どうやって寝るのか忘れてしまいます。
もちろん夜勤をしている人の中にも、睡眠に問題が起きない人もいますが、ボクの周りにいた人の多くはアルコールや薬に頼っている人が多かったです。
友達がいなくなる
夜勤をしていると昼間に寝て、夜に活動する習慣が身につくので、友人とスケジュールを合わせるのが難しくなります。
なので友人と遊びに出かけることが減り、だんだん友達がいなくなります。
もちろん夜勤をしている人の中にも友達が多い人もいますが、若いうちだけです。
歳をとると夜勤で失ったスタミナの回復を優先させるようになり、だんだん友達と疎遠になっていきます。
性格が変わる
24時間勤務でをしている時のボクは、怒りっぽくて感情のムラが激しかったです。
おそらく夜勤をして性格が変わる理由は、夜に働いているぶん、昼になると感情をコントロールする体力が残っていないからです。
普通の人は昼に働いているので、昼にテンションのピークがきますが、夜勤をしている人は夜にテンションのピークを持っていきます。
なので昼になると疲れ切って、イライラを抑えることができず感情的になってしまいます。
以上の内容をまとめると、夜勤をすると性格が変わるという結論になります。
脳にダメージをくらう
睡眠不足になると、脳の前頭葉という部分がダメージを受けるとされています。(参照:PLoS One. 2010 Feb 5;5(2):e9087.)
前頭葉ではモチベーションや感情、集中力、判断力をコントロールしているのですが、睡眠不足だとほとんど機能しなくなります。
結果としてキレやすくなったり、気分が沈んでしまうなどの気分障害を引き起こします。
実際にボクは24時間勤務している時うつ病になりましたが、前頭葉がうまく機能していなかったのでしょう。
記憶力の低下
オックスフォード大学の脳機能MRIセンターのクレア・セクストン氏によると、長期的な睡眠不足は脳サイズの縮小と関連性があるとのこと。
脳が萎縮するとどうなるのかというと、アルツハイマーの原因になるとされています。
実際、デュークNUS医科大学院が2014年におこなった研究によると、アルツハイマー病の発症と睡眠不足には関連性があるとされています。
さらにスウェーデンのウプサラ大学がおこなった研究では、睡眠に問題があると答えた男性は、そうでない男性と比較して、アルツハイマー病を発症する可能性が50%高かったことが判明。
職場で早死にした人が3人ほどいた
ボクが警察官として働いていたころ、30代の若さで亡くなった人がいました。
もちろん夜勤がすべての原因とは限りません。個人の生活習慣や遺伝なので問題もあるでしょう。
しかし夜勤が原因である可能性を否定しきれないのも事実。
実際にボクも夜勤明けに気絶して倒れたことがあるので、夜勤が身体に大きなダメージを与えているのは、ほぼ確実でしょう。
夜勤を辞めたメリット
ここまでは『夜勤で人生終了説』を検証するため、実際に2年夜勤を続けてみた結果をご紹介しました。
夜勤で人生終了しかけたことがお分かり頂けたかと思います。
そんなボクですが現在は夜勤を辞めており、朝に起きて夜に寝る”普通の生活”をしています。
そこでこの章では、夜勤をやめたメリットを解説していきます。
夜勤をやめようか迷っている人は参考にしてみてください。
人とスケジュールを合わせやすい
やはりこの世の人たちは、昼に働いて夜に寝る生活をしている人が圧倒的に多いです。
なので夜勤から昼の仕事に転職したとき、別の国に来たのと同じような感動を覚えました。
何より嬉しいのが人とスケジュールを合わせやすいこと。
もちろん1人でも楽しく暮らせます。ボクは1人で映画館にも行けるし、ラーメン・焼肉・回転寿司もいけます。
しかし人と一緒に遊ぶと、楽しいことが数倍楽しく感じるし、美味しい物も数倍おいしく感じます。
この事実に気がついたとき、ボクは夜勤をやめて本当に良かったと思いました。
頭がシャキッとする
個人的な体感ですが、やっぱり夜に寝て朝起きる生活をしていたほうが、頭がシャキッとして気持ちが良いです。
だから何だよって思うかもしれませんけど、1日のスタートが気持ち良いと、その日すべて上手くいくことが多いです。
逆に夜勤をしていたときは、起きても頭がボーッとして、ついダラダラしてしまい休日をムダすることが多かったです。
性格が優しくなった
夜勤をしていると、日中は眠くてイライラしたり、ボーッとすることが多かったので周りにいる人を無意識のうちに不快にさせていました。
しかし夜勤をやめてから、ぐっすり眠れるようになったので、小さなことでイライラしなくなりました。
もちろん夜勤をやめてガラッと性格が変わるとは言いません。
ですが眠くてイライラすることが減るので、多少は性格が優しくなるのは確実です。
痩せた
信じられないかもしれませんが、夜勤をやめただけで痩せました。
どうやら睡眠不足だと、食欲を増進させる『グレリン』というホルモンが分泌されるようで、普段よりも食べる量が増えてしまうようです。
それだけでなく、睡眠不足だと食欲をコントロールするホルモン『レプチン』が減るので食欲が暴走してしまいます。
だから夜勤時代のボクは今よりも10キロ太っていました。
肌がキレイになった
夜勤をしてからはニキビに悩まされることがなくなりました。
ボクの現在の肌の状態は、YouTubeからご覧いただけます。(※下記の動画はマッチングアプリの進捗報告をしている動画です笑)
夜勤で人生終了しないためにできること
転職準備をしておく
今はまだ夜勤をしていても身体に異変が起きていないかもしれませんが、長期的に夜勤をしていると何らかの病気になる確率が高いです。
なので現在、夜勤をしている方は転職エージェントや転職サイトに”登録だけ”でもしておき、すぐに転職できるよう準備しておくことをオススメします。
他人への相談
人間は他人に話すことで、頭の中にある情報が整理されると言われています。
なので夜勤で大変なことや、抱えている悩みを他人に相談することで、『意外な解決策』や『自分のやりたいこと』が見つかるかもしれません。
って人はCoachee というサービスがオススメです。
Coacheeは人生相談から仕事の悩み、転職をするかどうかなど…、将来のキャリアに対する幅広い悩みに安価で対応してくれるサービスです。
一般的なコーチングサービスは数十万円を超えるのが普通ですが、Coacheeは1,000円〜利用できます。
実際にボクも仕事の悩みを相談しましたが、『1,000円でこんなに親切に対応してもっていいの!?』と、こっちが申し訳なくなるレベルのクォリティーでした。
なので夜勤を続けることに対して悩んでいる人は、ぜひCoacheeを利用してみてください。
信じられないかもですが、他人の相談するだけで頭の中のモヤモヤが晴れて、自分の進むべき道が見えてきますよ。
スキマ時間を活用してスキルを身につける
と感じる人は、休日を利用してスキルを身につけるのもオススメです。
例えばライティングスキルやWEBデザイン、プログラミングのスキルを身につければ副業で数万円〜数十万円稼ぐことができます。
自分の力でお金を稼げるようになると、『いざという時は会社を辞めれる』と思えるので、仕事でストレスを溜めにくくなります。
期間を決めて夜勤をする
すぐに転職するのが難しいなら、せめて期間を決めて夜勤をすることをオススメします。
なぜなら10代〜30代のうちは夜勤でも問題なく働けますが、歳を重ねるとしんどくなるからです。
実際にボクが警察官だったとき、30代後半という若さで亡くなった方がいました。
なので夜勤は期間を決めて働くのがオススメです。
まとめ:夜勤はすべてがおかしくなる
ここまでの内容をまとめると『夜勤はすべてがおかしくなる』の一言に尽きます。
もちろん夜勤は『時給が高い』や『通勤がラク』、『人間関係のストレスが少ない』などのメリットがありますが、早死にするという最悪のデメリットがあります。
夜勤でたくさんお金を稼いでも、あの世にお金は持っていけません。
なので余程の理由がなければ、夜勤はやらないほうがいいです。
夜勤をやめたほうがいい理由は、以下の記事でもっと詳しく解説しているので、よかったらこちらもどうぞ。
それでは以上で今回の内容を終わります。
この記事があなたのお役に立てたら嬉しいです。