仕事辞めてから転職したほうが集中できて良いんじゃないか?
転職初心者にはよくある勘違いですが、仕事を辞めてから転職するのはリスクが大きいです。
この記事では20代で5度の転職をしたボクの体験談をもとに、仕事を辞めてから転職するリスクやデメリットを解説していきます。
20代で5度の転職をしたボクのしくじり体験をすべてお伝えしていくので『仕事を辞めてから転職しようかな?』と悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
目次
仕事を辞めてから転職するデメリット5つ
仕事を辞めてから転職するデメリットは以下の5つです。
最低2ヶ月は無収入になる
これまで5度の転職をした僕の体験談からすると、内定を1ヶ月以内にもらえても、入社は内定1ヶ月後になるパターンがほとんどです。
つまり内定をもらった1ヶ月後が入社のタイミングってことだね!
事務処理の関係で、採用後すぐに入社させるのは難しいみたいだね。
なので仕事を辞めてから転職活動をすると、最低でも2ヶ月は無収入になることを頭に入れておきましょう。
焦ってしまいブラック企業へ入社する
仕事を辞めた最初のうちは、新たなスタートに向けてポジティブな気持ちでいられますが、時間が経つと転職先が決まらないことによる焦りが生まれます。
すると内定欲しさから、受かりそうな企業の面接を受けてしまい、結果的にブラック企業へ入社することになります。
僕はブラック企業に入社して1ヶ月で退職したことがあるよ。
このような僕の体験談から、仕事を辞めてから転職することはオススメしません。
先の見えない不安と闘うことになる
仕事を辞めてから転職すると、いつ仕事が決まるからわからない不安とプレッシャーが大きいです。
例えるならゴールのないマラソンを走り続けるようなものだね…。
一方、仕事しながらの転職活動なら仕事が決まらない不安とプレッシャーとは無縁です。
仕事がいつ決まるかわからない不安は想像以上にストレスだよ…。
このような僕の体験談から、仕事を辞めてから転職することはオススメしません。
転職先との比較対象がなくなる
たとえば仕事しながらの転職活動なら、今の職場と選考を受けている企業を比べることができます。
そして今の職場のほうが条件が良ければ、『選考を受けている企業には入社しない』という選択ができます。
なので仕事しながら転職した方が、『せっかく転職したのに転職前より給料が下がった』という失敗を防ぐことができます。
僕は仕事を辞めてから転職したせいで、年収がダウンした経験があるよ…。
なので仕事を辞めてから転職することはオススメしません。
企業からの評価が下がるリスクがある
仕事を辞めると、その瞬間から『無職』です。
そして無職期間が長引くほど、企業からの評価は下がります。
なぜなら『内定がもらえない=他社から評価されない人材』という印象を持たれてしまうからです。
例えるならAmazonで買い物をするとき、評価が少ない商品を選ぶより、評価が多い商品を選ぶようなものだね。
わざわざ評価が少ない商品を買うメリットはないもんね。
もちろん退職してからすぐに内定をもらえれば良いのですが、転職は何があるかわかりません。
運悪く無職期間が長引いてしまうと、転職活動で不利になってしまいます。
そうだね。余計なリスクを取らないことが転職を成功させるコツだね。
以上の理由から、仕事を辞めてから転職することはオススメしません。
仕事を辞めてから転職するメリットへの反論
ここでは仕事を辞めてから転職するメリットである
- 『転職活動に集中できる』
- 『やらなきゃいけない状況を作れる』
この2つの意見に反論していきます。
転職活動に集中できる
仕事を辞めると今まで働いていた時間がすべてフリーになるので、転職活動に使える時間が増えます。
なので『仕事辞めてから転職したほうが集中できる』という人がいますが、これは間違いです。
むしろ転職活動オンリーの生活を送っていると、不安や焦りでロクな判断ができなくなります。
例えるならメンヘラ女子が、彼氏からLINEの返信が遅いとキレるようなものだね。
このように1つのことに執着しすぎると周りが見えなくなり、間違った行動・判断をしてしまいます。
なので仕事を辞めてから転職することはオススメしません。
やらなきゃいけない状況を作れる
仕事を辞めてから転職することで『退路を断つ(※)』という人もいますが、これもオススメしません。
※退却する手段や道筋をなくすこと、どうやっても後に退けない状況にすることなどを意味する表現。
なぜなら『仕事辞めてから転職するデメリット』で説明したように、『仕事を辞めると最低でも2ヶ月無収入になる』『焦ってブラック企業へ入社する』などのデメリットがあるからです。
例えるなら、夏休みの宿題を最終日にまとめて終わらせるとミスしまくるようなものです。
転職もこれと同じです。逃げ道をなくした状態で転職すると誤った判断をして、ブラック企業に入社するなど、残念な転職をしてしまいます。
だから仕事を辞めてから転職することはオススメしません。
仕事を辞めてから転職しても良い人
次に仕事を辞めてから転職しても良い人の特徴を3つ紹介していきます。
やりたいことが明確な人
やりたいことが明確な人は仕事を辞めて転職しても大丈夫です。
なぜなら人は夢中になっている時間が多ければ多いほど、幸せを感じることができるからです。
なので仕事を辞めて転職が決まらない期間でさえも、幸せな時間に変えることができるでyそう。
ちなみに自分のやりたいことが見つからない人は、
マジキャリで無料カウンセリングを受けるのがオススメだよ!
20代で5度の転職をしてしまい、将来を悲観していた僕が人生に目標を見つけることができたのは間違いなく
マジキャリのおかげです。
マジキャリは有料のサービスですが、初回のみ無料で利用することができます。
これまで自分の将来について真剣に考えてこなかった人は、ぜひ利用してみてください。
信じられないかもだけど、
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生活費3ヶ月分の貯金がある人
厚労省の令和2年転職者実態調査の概況によると、転職先が決まる平均期間は以下の通りでした。
1ヶ月未満 | 転職期間なし | 1ヶ月〜2ヶ月 | 10ヶ月以上 |
27.6 | 26.1 | 13.3 | 5.5 |
半数以上が1ヶ月かからず転職先を決めているんだね。
つまり『内定が決まる→入社』まで2ヶ月かかるとした場合、3ヶ月分の貯金があれば生きていけるわけです。
なので生活費3ヶ月分の貯金がある人は、仕事を辞めてから転職しても大丈夫です。
職場でハラスメントを受けている人
雇用環境・均等局が平成30年10月17日に発表した『パワーハラスメントの定義について』によると、職場のパワハラには以下の6種類があります。
職場のパワハラ6種類
- 身体的な攻撃:叩いたり、蹴ったりする
- 精神的な攻撃:バカ・アホなどと言う
- 人間関係からの切り離し:無視、仲間はずれ
- 過大な要求:過酷な環境で仕事をさせる
- 過小な要求:仕事を与えない
- 個の侵害:プライベートに入り込んでくる
もし上記いずれかのハラスメントを受けているのであれば、まずは仕事を辞めて身の安全を確保しましょう。
職場いじめの乗り越え方は別の記事で解説しているよ。
仕事を辞めてから転職したらダメな人
次に仕事を辞めてから転職したらダメな人の特徴を3つ紹介していきます。
次のアテがない人
次のアテがない状態で仕事を辞めると、なんとなく転職先を決めてしまい、転職を繰り返すリスクがあります。
転職を繰り返すと、面接官に経歴をツッコまれたり、応募書類の準備が大変になるデメリットがあるよ。
また転職を繰り返すと、転職が決まりにくくなり、最終的にはブラック企業しか行き先がない状態になります。
次のアテがない状態で仕事を辞めると、負のサイクルが始まるんだね…。
僕のように転職を繰り返すクズになりたくない人は下記の記事を読んでみてね!
生活費3ヶ月分の貯金がない人
『仕事を辞めてから転職しても良い人』でも説明しましたが、転職先が決まるまでにかかる日数は以下のとおりです。
1ヶ月未満 | 転職期間なし | 1ヶ月〜2ヶ月 | 10ヶ月以上 |
27.6 | 26.1 | 13.3 | 5.5 |
参照:厚労省令和2年転職者実態調査の概況
半数以上の人が1ヶ月かからず転職先を見つけていますが、『転職先が見つかる=入社』ではないので注意です。
なぜなら企業は新人を採用する準備として、雇用保険の手続きなどをするからです。
なので内定が決まってから1ヶ月後に入社するのが一般的だよ。
以上の理由から最低3ヶ月分の生活費があると安心だよ!
退職理由がぼんやりしている人
このような退職理由で転職すると、転職先でも同じような理由で転職したくなり、結果的に転職を繰り返してしまいます。
なので転職をするときは『今の職場の何がイヤで、転職して何をしたいのか?』をハッキリさせる必要があります。
たとえば『人間関係に不満がある』という理由で転職するなら『人間関係の良い職場へ転職』というゴールが明確になりますよね。
目標を決めない転職は、ゴールのないマラソンを走るようなものだよ…。
なので仕事を辞めてから転職するなら、転職して達成したい目的を決めるよう!
仕事を辞めてから転職する場合の注意点
次に仕事を決めてから転職する場合の注意点を紹介していきます。
無職期間をなるべく短くする
無職期間が長くなると、面接官からは『この人は他の会社から内定をもらえない人』というレッテルが貼られてしまいます。
すると普通なら内定をもらえるような会社からも、不採用になってしまいます。
僕は無職期間が1年あるんだけど、当時の転職活動では20社から不採用になったよ。
なので仕事を辞めてから転職する場合、無職期間を少なくするために、1日でも早く転職活動をスタートさせましょう。
効率良く転職活動する
先に説明したとおり、無職期間が長引くと内定をもらいにくくなります。
なので仕事を辞めてから転職する人は、なるべく効率的に転職活動する必要があります。
ではどうすれば効率的に転職活動できるのかというと、第三者のサポートを受けることです。
例えばハローワークや就職エージェントのサポートを受ければ、1人で転職するよりも効率的に内定を獲得できます。
ただしハローワークは無料で求人を出せるので、お金のない企業が求人を出していることが多く、ブラック企業に入社するリスクが高いです。
一方、就職エージェントを利用する企業は約100万円の費用を使うため、資金に余裕があって採用意欲の高い企業、いわゆるホワイト企業が集まりやすいです。
僕は5度目の転職を就職エージェントで成功させたよ。
オススメの転職エージェントは以下の記事を参考にしてみてね。
働きながら転職活動する方法
次に働きながら転職活動する方法をお伝えしていきます。
転職エージェントを活用する
仕事をしながら転職する場合、自由に使える時間が少ないので、自分で転職サイトの求人を1つずつチェックしていたら、時間がいくらあっても足りません。
なので仕事をしながら転職する場合、就職エージェントのサポートを受けることが必須です。
とはいえ『就職エージェントは数が多すぎてどれを選べば良いのかわからない』と思うので、ボクが実際に使ったエージェントでオススメの4つを紹介します。
まずは第二新卒エージェントneoとJAIC(ジェイック)、ウズキャリ第二新卒の3つです。
この3つはニート・フリーターなど経歴にキズがある人を専門的にサポートしているエージェントです。
実際にボクが5度目の転職を成功させたときは上記3つのエージェントを併用したよ。
次にオススメなのがdodaとリクルートエージェントです。
この2つは10万以上の求人を保有している大手の転職エージェントなので、使っておけば国内の求人をほとんど網羅することができます。
よくある質問
ここでは仕事を辞めてから転職することに対するよくある質問へお答えしていきます。
20代なら勢いで退職しても大丈夫?
生活費3ヶ月分の貯金があれば大丈夫です。
また20代の就職成功率は、下記のグラフをみてわかるとおり1番高いです。
参照:平成29年版「職業構造基本調査」
さらに厚労省の調査によると、フリーターという経歴に対し「評価にほとんど影響しない」と回答した事業所が 68.1%いることが判明しました。(参照:フリーターであったことへの評価)
つまり約7割の企業はフリーターでも気にしないで採用してくれるってことだね。
ボクが実際に勢いで退職したときの話はこちらの記事からどうぞ!
仕事を辞めるときの伝え方はどうすれば良いですか?
仕事を辞めるときの伝え方で大切なポイントは以下の2つです。
ボクが実際に1ヶ月で退職したときの例文を紹介するね。
退職するときの例文
お時間いただきありがとうございます。結論から申し上げますと、退職したいと考えています。今の会社に不満は一つもありませんが、自分のやりたいことが見つかったため退職を考えております。今月末で退職させていただくことは可能でしょうか?
このように結論ファーストで話し始めて、そこから理由をくわえると話が伝わりやすいよ!
会社を辞める具体的な方法はこちらの記事を参考にしてみてね!
退職は何ヶ月前に伝えれば良い?
法律には「退職の意思を伝えた2週間後に退職できる」という記載があるので、退職する2週間目に伝えれば大丈夫です。
ただし会社によって「退職の1ヶ月前に伝えないといけない」というルールを設けている場合があります。
しかし会社のルールよりも法律のほうが強いので、退職する2週間前に伝えればOKです。
転職は何歳まで可能ですか?
50代まで可能です。
20代なら言うまでもなく転職できますし、JAIC(ジェイック)では39歳までを対象に転職サポートしています。
また40代・50代でもライフシフトラボのようなサービスで転職サポートを受けることができます。
35~39 歳については,転職が成功しているといっても非正社員に就職しているのが実態であることがうかがえる。
出典:「35歳転職限界説」の再検討
まとめると、50代まで転職できるけど、早いに越したことはないってことだよ!
まとめ:仕事を辞めてから転職するのはリスクが多い
本記事では、仕事を辞めてからの転職が高リスクであることをお伝えしました。
ただし以下に当てはまる人は、仕事を辞めてから転職しても大丈夫と言いました。
実際ボクもこれまで5回転職しており、5回とも仕事を辞めてから転職しています。
なのでリスクはありますが、仕事を辞めてから転職してもなんとかなります。
それでは以上で今回の内容を終わります。
この記事があなたのお役に立てたら嬉しいです。
本記事で紹介したリンクまとめ
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