「お金がないのに、仕事を辞めたい。でも辞めたら生きていけない…」
そんなふうに悩んでいた過去の僕へ、この記事を書いています。
当時の僕は、貯金ゼロ・借金あり・頼れる人もいないという状態で、精神的にも限界でした。
それでも最終的には仕事を辞めました。理由は単純、「このままじゃ本当に壊れる」と思ったからです。
この記事では、お金がない状態で仕事を辞めた僕の実体験と、辞めた後にどうやって生活費を確保したか、どんな制度や支援を活用したかを具体的に紹介します。
「本当は辞めたいけど、現実問題お金がない…」という方へ、行動前に知ってほしい現実と、今からできる備えをお伝えします。
目次
貯金ゼロ・借金ありで退職する人は意外と多い
お金がないのに仕事を辞めるなんて、自分だけだと思っていませんか?
実は僕自身もそう思っていました。「こんな無責任な人、他にいないだろう」と。
でも退職後にネットで体験談を探してみると、同じような境遇で仕事を辞めた人はたくさんいることがわかりました。
たとえば、検索するとこんなキーワードが出てきます:
- お金がないのに仕事を辞めた
- 借金あるのに辞めた
- 貯金なし 退職 一人暮らし
つまり、これは決して珍しいことではなく、限界を感じて退職に踏み切った人たちの“生き延びるための行動”でもあるのです。
もちろん、軽い気持ちで辞めるのはおすすめしません。
でも「お金がない=辞めてはいけない」と思い込みすぎるのも、違うと思います。
心身が壊れる前に、選択肢として退職を考える人は少なくないという現実は、僕にとって救いでした。
お金がなくても辞めた理由(当事者のリアル)
「あと3万円しかない。でも明日も会社に行かなきゃ」
そんな生活を続けながら、限界まで働いていた頃の僕。
辞めたくても、当然「貯金がないから無理」「辞めたら詰む」と思っていました。
でもある日、出社前の駅のホームで「あ、これ以上は無理だ」と心の底から思ったんです。
お金の不安よりも、精神的な崩壊が先に来ました。
僕が辞めた主な理由は、次の3つです:
- 精神的に限界だった(朝起きた瞬間に吐き気がするレベル)
- 労働環境がブラック(毎日終電・休日出勤・暴言あり)
- 辞めた後の計画だけはなんとか立てていた(完全無計画ではなかった)
退職届を出すまで何度も迷いましたが、最終的に背中を押したのは、「お金は後からどうにかするしかない」という開き直りでした。
辞めることで得られる「余白」や「冷静な判断力」があると、次の行動にもつながっていきます。
辞めたあとのリアルな生活(どうやって生きたか)
退職を決意したあと、待っていたのは「自由」ではなく、現実的な生活のサバイバルでした。
当時の僕は、
- 手持ち:2万円
- 家賃:滞納寸前
- 生活費:1日500円以下
そんな状況でどうやって生き延びたのか、包み隠さず書いておきます。
① まずやったこと:支出の“完全見直し”
スマホを格安プランに変え、光熱費も最低限に。娯楽費はゼロ。
「今日をどうやって乗り切るか」だけを考えて動いていました。
② ハローワークに駆け込む
退職後すぐにハローワークに行き、失業給付の有無や職業訓練制度について相談。
「生活できないこと」を素直に伝えると、制度や緊急融資について案内してもらえました。
③最後の頼み:友人から3万円だけ借りた
どうしても足りなくて、信頼できる友人に頭を下げて3万円だけ借りました。
この3万円がなければ、電気も止まっていたと思います。
このように、「最低限の生活をつなぐ」ための行動をひとつずつ積み重ねて、なんとか生き延びました。
ここで得た教訓は、「辞めたあとの生活は甘くないけど、完全に詰む前にやれることはある」ということです。
今すぐやるべき「生活費確保と支援制度」活用法
お金がないまま仕事を辞めると、まず直面するのが「どうやって今月を生きるか」という問題です。
でも実は、知られていないだけで頼れる制度や支援は意外と多くあります。
① ハローワークで相談(失業給付・職業訓練給付)
自己都合退職でも、条件を満たせば最短2ヶ月で失業給付が出ることがあります。
また、職業訓練を受ければ月10万円程度の給付金+交通費が支給される場合も。
② 生活福祉資金貸付制度(緊急小口資金)
生活が困窮している場合、役所や社会福祉協議会を通じて無利子・保証人なしで最大10万円まで貸付が受けられます。
③ 家賃の支援(住居確保給付金)
収入が一定以下であれば、家賃相当額を最大9ヶ月支給してくれる制度があります(地域により異なる)。
④ 国民健康保険・年金の減免申請
退職後に収入が減ると、保険料・年金の減免や免除を受けられる可能性があります。必ず自治体に相談を。
⑤ 失業期間を有効に使える支援サービスの活用
完全無料で使える転職エージェントや職業訓練サポートを活用すれば、次の仕事への道筋が早く見えます。
「今すぐ収入が必要」な状況で頼れる制度は、意外とたくさんあります。
知らないだけで損をしてしまうのは、本当にもったいないです。
お金がないなら辞めちゃダメ?→正解は「条件付きでOK」
「お金がないなら仕事を辞めるなんて非常識」「まずは貯金してからが常識」
ネットでも現実でも、そんな声はたくさんあります。
でも僕はそれを聞いてさらに追い詰められました。
だからこそ伝えたいのは、「お金がない=絶対に辞めちゃダメ」ではないということです。
ただし、辞めるなら“条件付き”で判断することが大切だと感じました。
辞める前に最低限考えておくべきこと
- 今の自分の心身状態は「耐えられるレベル」か?
- 退職後、数週間の生活資金はあるか?
- 親族・友人・支援制度など、頼れるものは何かあるか?
- 辞めたあとの動き方(訓練・バイト・転職活動など)は描けているか?
これらを一つでも満たしていれば、「逃げる」ではなく「準備して退く」ことは立派な選択肢です。
辞めてはいけない人なんていません。
辞め方次第で、人生はやり直せます。
同じ状況で使える支援・エージェント紹介
僕と同じように「貯金ゼロ」「頼れる人がいない」「履歴書も空白だらけ」
そんな状態から再出発しようとしている人に、本当に使える支援サービスを紹介します。
すべて完全無料で利用できて、経済的に苦しい人の支援に慣れているところばかりです。
1. ジェイック|社会人経験が浅い・正社員経験ゼロでもOK
フリーター・既卒・ニートなど「経歴に自信がない人」でも応募可能な求人を紹介してくれます。
書類選考なしで面接確約の案件も多く、所持金に余裕がない人でも早く就職に結びつきやすいのが特徴。
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2. 第二新卒エージェントneo|20代限定・親身なサポートに定評あり
20代限定のマンツーマン支援。担当者があなたの状況に合わせて求人だけでなく生活面の相談にも乗ってくれるという声が多く、安心して頼れます。
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3. ウズキャリ|精神的にしんどい人にも寄り添ってくれる
ブラック企業からの転職や、メンタル面に不安がある人の支援実績が豊富。
「今は自信がないけど、少しずつ前に進みたい」という人にはぴったりです。
▶ ウズキャリはこちら
どのサービスも、あなたが“お金がないからこそ頼れる”ことを理解した上で支援してくれます。
まずは気になるものから相談してみてください。
まとめ|お金がなくても、動き出せる準備はできる
お金がない状態で仕事を辞めるのは、世間的には「無謀」と言われるかもしれません。
でも僕は、限界を迎える前に辞めてよかったと心から思っています。
もちろん、辞めたあとに苦労はありました。
それでも、命や心を守るための選択だったと今では断言できます。
この記事の内容をあらためて整理すると、以下のようになります:
- お金がなくても、辞めざるを得ない状況はある
- 辞めたあとの生活は苦しいが、生き延びる手段はある
- 制度や支援を知っておけば、路頭に迷わなくて済む
- 準備と対策をすれば、「辞める=人生終了」ではない
今のあなたが、「もう限界だ」と思っているなら、
いまこの瞬間から、“生き延びるための準備”を始めてください。
その第一歩として、支援サービスへの相談や、制度の確認をおすすめします。
あなたのこれからが、少しでも明るいものになるように。
よくある質問(FAQ)
- お金がない状態で本当に退職しても大丈夫?
-
条件次第で可能です。制度や支援を活用することで、最低限の生活はつなぐことができます。この記事で紹介した制度を確認してください。
- Q2. 退職後に住む場所がなくなるのが不安です。
-
A. 住居確保給付金という家賃支援制度があります。自治体に申請することで、最大9ヶ月間の家賃補助が受けられます。
- Q3. 退職後すぐにお金をもらえる制度はありますか?
-
A. 緊急小口資金という無利子貸付制度があり、最短数日で最大10万円まで借りられます。市区町村の社会福祉協議会に相談を。
- Q5. 失業中でも職業訓練に通えますか?
-
A. 通えます。条件を満たせば月10万円の給付金+交通費も支給されるため、再出発のチャンスになります。