転職回数が多い20代へ|短期離職3回でも通る入口と伝え方
この記事でわかること
- 転職回数が多い20代はどれくらいいるか(厚生労働省の数字)
- 不利になる人と、ならない人の分かれ目(理由と伝え方の表)
- 企業が本当に見ているもの。転職回数を気にする担当者の割合と、それでも採る条件
- 履歴書と面接での伝え方。短期離職を書くか、どう言うか
- 転職6回・短期離職3回の運営者が通った入口と、相談先のおすすめ順
先に答えを言うと、転職回数が多いこと自体で落ちるんじゃなくて、「回数を書類で見る入口」で落ちる。中途採用の担当者の77.6%は転職回数を気にする。でも企業が採用で一番重視しているのは「これまでの経験・能力」で、若い人なら「意欲」。回数の理由を1行で言えて、書類より先に会える入口を使えば、20代の転職3回・4回は通る。
この記事では、転職回数が多い20代の実際の数字、不利になる人とならない人の分かれ目、企業が見ているもの、履歴書と面接の伝え方、運営者が転職6回で通った入口、相談先の順にまとめていくね。
こまり
26歳で、もう3回転職しています。1社は半年で辞めました。応募しても書類で落ちるし、もう転職回数で詰んでる気がして。
運営者は20代で6回転職して、短期離職が3回ある。それでも正社員になれた。詰んでるのは回数じゃなくて、探し方。数字を見ると、25〜29歳の転職者の4人に1人は3回以上。まずそこから。
ゆうや
転職回数が多い20代は、どれくらいいるか
まとめ
25〜29歳の転職者の26.7%は転職3回以上。20〜24歳の36.1%は直前の会社を1年未満で辞めている。
厚生労働省「令和2年転職者実態調査」で、転職した人の転職回数を年齢別に見ると、25〜29歳で3回以上が26.7%、30〜34歳では47.6%。20代後半で4人に1人、30代前半で半分。転職回数が多い人は、思っているよりずっと多い。

| 直前の勤め先の勤続期間 | 20〜24歳 | 25〜29歳 | 30〜34歳 |
|---|---|---|---|
| 6か月未満 | 14.6% | 7.9% | 4.8% |
| 6か月〜1年未満 | 21.5% | 10.5% | 7.7% |
| 1年未満の合計 | 36.1% | 18.4% | 12.5% |
| 1〜2年未満 | 27.9% | 17.2% | 25.4% |
短期離職も同じ。20〜24歳の転職者の36.1%は、直前の会社を1年未満で辞めている。25〜29歳でも18.4%。「1年未満で辞めた」は、20代の転職ではありふれた話。
数字の出どころ
厚生労働省「令和2年転職者実態調査」個人調査 第6表(転職回数)と表12(直前の勤め先の勤続期間)。転職回数の「3回以上」は3回・4回・5回・6回以上の合計。
こまり
20代後半の4人に1人が3回以上なんですね。自分だけじゃなかった。
そう。だから面接官も「3回目か」で驚きはしない。聞くのは「なぜ辞めたか」と「次は続くか」の2つだけ。ここに答えられるかどうかで、不利になる人とならない人が分かれる。
ゆうや
不利になる人と、ならない人の分かれ目
まとめ
辞めた理由に一本の筋があり、短期離職に外の理由があり、次の条件を言える人は通る。愚痴と謝罪で話す人は落ちる。
転職回数が同じでも、通る人と落ちる人がいる。差は回数じゃなくて、「なぜ辞めたか」を面接官が納得する形で言えるかどうか。
| 状態 | 不利になるか | 理由 |
|---|---|---|
| 辞めた理由に一本の筋がある(「残業月60時間超の会社を避けてきた」など) | ◎ ならない | 回数が「基準を持って動いた結果」に見える。次の条件がそのまま言える |
| 短期離職に外の理由がある(求人票と条件が違った、会社の倒産、ハラスメント) | ◎ ならない | 本人の問題ではないと分かる。事実だけを短く言えば足りる |
| 一番長く勤めた会社で、成果を1つ言える | ○ ならない | 「続けられる人」だと分かる。回数より、この1つのほうが重く見られる |
| 同じ理由で辞めるのを繰り返している | △ 理由を直せば通る | 辞めた理由を条件に変えて、次の会社をその条件で選べば止まる |
| 書類で落ち続けている | △ 入口を変えれば通る | 書類は回数しか見えない。面接で会える入口なら理由と意欲を伝えられる |
| 前の会社の愚痴か、「転職が多くてすみません」で話す | × 不利になる | 面接官は「うちも同じ理由で辞める」と判断する。事実と次の条件だけを話す |
こまり
私は、半年で辞めた会社は求人票と給料が違ったんです。あとの2社は人間関係で。
半年のは外の理由で、一言で終わる。人間関係の2社は「どんな環境だと続くか」に言い換えれば筋になる。回数は消えないけど、意味は変えられる。
ゆうや
企業が本当に見ているもの
まとめ
転職回数を気にする担当者は77.6%。でも最重視は「経験・能力」53.7%、若い人なら「意欲」72.7%。回数は入口で、決め手じゃない。
マイナビ「中途採用状況調査2025年版」で、応募者の転職回数を気にする中途採用担当者は77.6%。気にする人のうち、20代の応募者なら「3回以上で採用をためらう」が66.4%。ここだけ見ると厳しい。ただ、同じ調査で「在籍期間を気にする」は78.8%、ためらうラインは「1年以下」が最多で、平均13.9か月。つまり1年以上続いた職歴が1つあれば、線を越えている。
| 企業側の数字 | 値 | 出どころ |
|---|---|---|
| 転職回数を気にする中途採用担当者 | 77.6% | マイナビ 中途採用状況調査2025年版 |
| 20代で「3回以上」なら採用をためらう(気にする人のうち) | 66.4% | 同上 |
| 在籍期間でためらうライン | 「1年以下」が最多(平均13.9か月) | 同上 |
| 転職回数の基準を下げて採用した企業 | 29.8% | 同上 |
| 転職者の処遇を決めるとき最も重視した要素 | 経験・能力・知識 53.7% | 厚生労働省 令和2年転職者実態調査 図1 |
| 若年正社員の中途採用で重視した点 | 意欲 72.7%、コミュニケーション 66.9% | 厚生労働省 令和5年若年者雇用実態調査 表4 |
並べると見えてくる。回数は「書類で最初に見る項目」で、決め手は経験・能力と意欲。書類で回数だけ見られて落ちるのが一番もったいない。会って話せる入口なら、決め手のほうで勝負できる。
20代のうちに動いたほうがいい理由
気にする担当者の割合は、20代で「3回以上」66.4%、30代は「3回以上」47.7%と、30代のほうが回数には寛容になる。ただし30代は「経験・能力」で見られる比重が上がるので、短期離職ばかりで経験が積めていないと別の理由で厳しくなる。20代のうちに「1年以上続く職場」を1つ作っておくと、30代の転職が楽になる。
履歴書と面接での伝え方
まとめ
短期離職も書く。省くと雇用保険の記録で分かる。理由は「事実+次の条件」の1行にして、愚痴と謝罪は入れない。
まず書くかどうか。雇用保険と厚生年金の記録で在籍は分かるので、短期離職も書く。ハローワークの職務経歴書の手引きも「転職が多い場合は前向きな側面を説明する」「短期間の退職理由は納得のいく説明を」という立場で、省く選択肢は出てこない。
| 場面 | やること | 型 |
|---|---|---|
| 履歴書の職歴欄 | 全部書く。理由は書かない | 「2024年4月 株式会社〇〇 入社/2024年10月 一身上の都合により退職」 |
| 職務経歴書 | 一番長く勤めた会社を軸にして、成果を1つ書く | 「〇〇を担当し、〇〇を〇%改善」。数字がなければ「任された範囲」でいい |
| 面接「なぜ転職が多いのか」 | 共通する基準を先に言う。会社ごとの説明はしない | 「残業が月60時間を超える職場を避けてきました。次は残業時間を確認して決めています」 |
| 面接「半年で辞めた理由」 | 事実を1行。愚痴にしない | 「求人票の給与と実際が違ったため退職しました」 |
| 面接「うちでは続く?」 | 次の条件と、その会社が合っている点を言う | 「御社は残業時間を求人票に明記されているので、その点で決めました」 |
やってはいけない2つ
1つ目は前の会社の愚痴。「上司が最悪で」は、面接官には「うちでも同じことを言う」と聞こえる。2つ目は謝罪から入ること。「転職が多くてすみません」と言った瞬間、回数が問題として固定される。回数は事実で、謝るものじゃない。基準を持って動いた結果として、淡々と話す。
転職6回・短期離職3回で通った入口(運営者の経験)
まとめ
書類で回数を見られる入口では落ち続けた。書類選考なしの入口に変えたら、回数は面接で1行言うだけで終わった。
ここは統計じゃなくて、運営者ゆうやの実体験。元警察官で、25歳でうつになって辞めたあと、20代で6回転職した。3か月・2か月・4か月で辞めた会社が3つある。転職回数が多い側の、かなり多いほう。
| 場面 | 結果 | 差がついた理由 |
|---|---|---|
| 短期離職が2回目・3回目になったころ | × 同じ理由で辞めていた | 辞めた理由を言葉にしないまま次に入っていた。基準がないので、同じ条件の会社を選んでいた |
| 28歳、求人サイトとハローワークで探した | × 書類で落ちた。求人もなかった | 職歴欄に短期離職が3つ並ぶ。理由を言う場面がなかった |
| 辞めた理由を全部書き出して、共通する基準を1行にした | ○ 面接で答えられるようになった | 「こういう職場では続かない」が分かった。次の会社を選ぶ条件にもなった |
| 書類選考なしの就職支援に登録した(2021年) | ◎ 正社員になった | 回数を書類で判断されなかった。面接で基準を1行言ったら、それ以上は聞かれなかった |
回数は減らせない。でも、回数の意味は「基準を持って動いた結果」に変えられる。それをやってから入口を変えたら、6回の転職と3回の短期離職は面接で1行の話で終わった。
こまり
6回でも正社員になれたんですね。でも、それってその入口だからですよね。
そう。書類で回数を見る入口なら、今でも落ちると思う。だから入口の選び方が全部。回数が多い人ほど、書類より先に会える場所で勝負する。
ゆうや
相談する先、おすすめ順5社
まとめ
転職回数を書類で判断されたくないならジェイック。回数の説明を一緒に組み立てたいならneo。どちらも無料で、在職中から使える。
報酬の大小じゃなく、転職回数が多い20代を前提にした支援があるかで並べた。全部無料で、登録が今の職場に伝わることはない。
このサイトの立ち位置
運営者のゆうやは、元警察官で20代に6回転職・3回の短期離職・1年の空白・28歳ニートを経て、2021年にジェイックで正社員になった当事者。1位のジェイックは実際に使った経験から、2位以下は公式の条件と調査をもとに並べている。この記事の数字は厚生労働省の公式統計と雇用保険の制度によるもので、制度の金額や条件は年度と自治体で変わるので、最新はハローワークと各サービスの公式で確認してほしい。
1位 ジェイック 就職カレッジ

- 運営者が28歳ニートから正社員になるときに実際に使った。職歴が短い、空白期間がある、書類で落ちる人に最初にすすめたい
- 書類選考なしで面接まで進める仕組みがある。短期離職の回数や空白期間を書類で判断されない
- 無料の就職講座があるので、辞めた後の「何もしていない期間」を講座の期間にできる
- 対象は18〜35歳が中心。20代前半でも後半でも使える
JAIC(ジェイック)
就活のやり方そのものが分からない、面接で毎回落ちる人
81.1%
就職成功率
91.5%
入社後定着率
なし
書類選考
- 5日間の研修で、履歴書の書き方から面接練習までまとめてやれる
- 書類選考がないので、経歴やブランクを理由に落とされない
- 合わないと感じたら途中で抜けても費用はかからない
登録無料/オンライン対応
2位 第二新卒エージェントneo

- 「辞めたい理由は分かるけど、次に何がしたいかは分からない」段階の20代向け
- 1人あたりの面談時間が長い。辞めた理由から条件を一緒に言葉にしてくれる
- 年収の下限を伝えれば、条件交渉まで対応
- 公式は19〜29歳。29歳は境界なので、安全側は28歳まで
第二新卒エージェントneo
短期離職や転職回数の多さを、どう説明するか迷っている20代
10h+
平均サポート
専任
アドバイザー
不問
経歴条件
- 1人あたり平均10時間かけて、経歴の伝え方を一緒に組み立てる
- 離職期間や短期離職の理由を、面接向けに言い換えてくれる
- ブランクがあっても求人を紹介してもらいやすい
登録無料/全国対応
3位 UZUZ(ウズキャリ)

UZUZ(ウズキャリ)
担当者とじっくり話して決めたい20代
20代
対象
オンライン
面談
無料
費用
- 面談に時間をかける型。書類・面接対策から入社後の支援まで
- 求人は首都圏中心の事例あり。地方は対応地域を確認してから
登録無料/新卒・第二新卒・既卒・フリーター向け
4位 ハタラクティブ

ハタラクティブ
正社員経験を問わず、未経験枠から探したい20代
20代
対象
オンライン
面談
無料
費用
- 未経験OK求人が中心。個別ヒアリングから紹介・書類・面接対策まで無料
- 対象エリアは北海道・宮城・関東・東海・関西・広島・岡山・福岡
20代中心/対象エリアは公式サイトで確認
5位 キャリアスタート

キャリアスタート
首都圏・関西で、対面も含めて相談したい若手
若年層
対象
東京・大阪
拠点
無料
費用
- 第二新卒・既卒の不安に寄り添う型の支援
- 対応地域は事前に確認を。上限年齢は公式で明示されていない
若年層向け/対応地域は要確認
5社をひと目で
| 順位 | サービス | 年齢 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 1位 | ジェイック | 18〜35歳 | 書類選考なし+無料講座 |
| 2位 | 第二新卒エージェントneo | 19〜28歳 | 面談と紹介。条件交渉まで |
| 3位 | UZUZ | 20代 | 面談に時間をかける |
| 4位 | ハタラクティブ | 20代 | 未経験OK求人が中心 |
| 5位 | キャリアスタート | 若年層 | 東京・大阪で対面も |
30歳を超えている人へ
上の5社は20代が中心で、上限は35歳。30代前半でも使えるが、データの通り30代は「在職中に次を決めてから辞める」人が3人に1人まで増える。30歳を超えているなら、辞める前に在職のまま上の1〜2社に登録して求人を見てからのほうが安全。
辞めるかどうかから整理したいなら:ポジウィルキャリア
求人を紹介しない立場でキャリアを整理するサービス。「辞めるべきか、まだ決めきれない」段階ならこっちが先。初回45分は無料で、有料コースは高額だから無料相談だけ受けて判断してもOK。

ポジウィルキャリア
転職するかどうかから迷っていて、まず整理したい人
45分
初回相談
無料
初回費用
20-30代
対象
- 求人紹介ではないので、転職ありきで話が進まない
- やりたいことが無い状態から一緒に考えてくれる
- 有料コースは高額なので、初回無料相談だけ受けて判断してもよい
初回相談は無料/有料コースあり
今日からの動き方
まとめ
辞めた理由を全部書き出して基準を1行にし、一番長く続いた職場の成果を1つ決め、書類より先に会える入口に登録する。
転職回数が多い状態から動くときの順番。4つで、今日やるのは最初の2つでいい。
辞めた理由を、会社ごとに1行ずつ書き出す
愚痴でいいから全部書く。書き終わったら共通点を探す。「残業」「人間関係」「条件が違った」のどれかに寄っているはず。それが基準になる。
基準を1行にして、次の条件に言い換える
「残業が月40時間を超える職場では続かなかった」なら、次の条件は「残業月20時間以内と求人票に書いてある会社」。面接の答えと、次を選ぶ条件が同時にできる。
一番長く続いた職場の成果を1つ決める
数字がなくていい。「任された範囲」「続けられた理由」でいい。面接で「続けられる人」だと分かる材料になる。
書類より先に会える入口に登録する
在職中なら「次を考えている」とだけ伝える。登録が今の会社に伝わることはない。回数を書類で判断されない入口なら、基準と成果で勝負できる。
こまり
回数を減らすんじゃなくて、意味を変えるんですね。
それしかできないし、それで足りる。基準を1行、成果を1つ、入口を1つ。転職6回の運営者が通った道だから、3回なら余裕がある。
ゆうや
よくある質問
20代で転職3回は多すぎる?
25〜29歳の転職者の26.7%は3回以上で、4人に1人。担当者の66.4%は20代で3回以上なら採用をためらうと答えているが、逆に言えば3人に1人はためらわない。理由に一本の筋があれば、回数だけで落ちることは少ない。
短期離職は履歴書に書かなくてもいい?
書く。雇用保険被保険者証に前職の会社名と加入日が載り、社会保険の手続きでも在籍が分かる。省くと経歴詐称の扱いになりうる。書いたうえで、面接で「求人票と条件が違ったため退職」のように事実を1行言えば足りる。
面接で「なぜ転職が多いのか」と聞かれたら?
会社ごとに説明せず、共通する基準を先に言う。「残業が月60時間を超える職場を避けてきました。次は残業時間を確認して決めています」。事実と次の条件だけ。前の会社の愚痴と「すみません」は入れない。
転職回数が多いと年収は下がる?
回数そのものより、経験・能力で決まる。企業が転職者の処遇で最も重視するのは「これまでの経験・能力・知識」で53.7%。短期離職ばかりで経験が積めていないと下がりやすいので、次は1年以上続く職場を条件で選ぶ。
30代になったら転職回数はもっと不利になる?
回数への寛容さは30代のほうが上がる(気にする担当者のうち、3回以上でためらうのは20代66.4%、30代47.7%)。ただし30代は経験・能力で見られる比重が上がる。20代のうちに1年以上続く職場を1つ作っておくと楽になる。
転職を繰り返すのを止めるには?
辞めた理由を全部書き出して、共通する基準を1行にする。それを次の会社を選ぶ条件にする。運営者は短期離職を3回した後にこれをやって、そこから止まった。回数を止めるのは意志じゃなくて、基準。
