消防士を辞めたいと思ったら|辞めていい人の分かれ目と、元消防士が優遇される転職先ランキング
この記事でわかること
- 「辞めたい」は甘えなのか。数字で見る、消防を辞める人の実態
- 辞めていい人と、まだ早い人の分かれ目(理由の種類で決まる)
- 辞める前に決めておくお金・次の仕事・伝え方の3つ
- 24時間勤務の中で進める、引き止められない辞め方
- 消防の経験が売れる転職先と、相談先のおすすめ順
先に答えを言うと、消防士を辞めたいと思うのは甘えじゃない。自己都合で辞める消防職員は毎年2,900人前後いて、その4割近くが30歳になる前に辞めている。ただ「辞めるかどうか」を決める前に、先に決めることが2つある。辞めたい理由がどの種類か、そして次の準備ができているか。
この記事では、分かれ目、お金、辞め方、辞めた後、の順に短くまとめていくね。
こまり
消防士3年目です。24時間勤務が体に合わなくて辞めたいんですけど、せっかくなったのにって周りに言われて動けません。
「せっかくなったのに」は外から見た話。中で毎年何千人が辞めてるかを先に見よう。そのうえで、辞めたい理由の種類で動き方を決める。
ゆうや
「消防士を辞めたい」は甘えじゃない。数字で見る
まとめ
自己都合で辞める消防職員は年間約2,900人。定年退職より多く、4割近くが30歳未満。
総務省の「令和6年度 地方公務員の退職状況等調査」の数字がこれ。
| 項目(消防職・令和6年度) | 人数 |
|---|---|
| 離職した消防職員 | 5,153人 |
| うち定年退職 | 1,543人(29.9%) |
| うち自己都合など(普通退職) | 2,915人(56.6%) |
| 普通退職者のうち30歳未満 | 1,054人(38.4%) |
定年より、自分の意思で辞める人のほうが多い。しかも25〜29歳がいちばん多い(611人、22.3%)。消防吏員は全国で約16万7,000人だから、毎年60人に1人が自己都合で辞めている計算になる。
こまり
そんなにいるんですね。うちの本部は誰も辞めないから、自分だけかと思ってました。
小さい本部ほど「辞めた人」が見えないだけ。全国で見れば、同期の何人かは確実に同じことを考えてる。
ゆうや
辞めていい人と、まだ早い人の分かれ目
まとめ
理由が「配属で変わるもの」なら一度待つ。「勤務体系と組織の仕組み」なら辞めていい。体に出ているなら今すぐ動く。
辞めたい理由は人によって違うけど、種類は大きく3つに分かれる。配属替えで変わるか、変わらないか、体に出ているか。ここで動き方が決まる。
| 辞めたい理由 | 配属替えで変わる? | 辞める判断 | 先にやること |
|---|---|---|---|
| 特定の上司・先輩との関係 | △ 本部の規模による | △ 一度待つ | 異動希望を出す。小さな本部なら求人も並行して見る |
| 救急・予防など今の担当が合わない | ○ 変わる | △ 一度待つ | 行きたい係を具体的に言えるようにする |
| 24時間勤務・非番でも呼ばれる | × 変わらない | ◎ 辞めていい | 在職中にエージェントに登録する |
| 閉鎖的な体質・年功序列・訓練の風習 | × 変わらない | ◎ 辞めていい | 同上。転職先の候補を先に見る |
| 家族との時間がない・子どもの行事に出られない | △ 日勤に回れば変わる | ○ 辞める寄り | 家族と年収の下限を決める |
| 眠れない・食べられない・涙が出る | × | ◎ 今すぐ動く | まず受診。休職も選択肢に入れる |
警察と違って、消防は異動しても同じ本部の中。小さな本部だと人間関係はほぼリセットされない。ここが理由で、本部が小さいなら、異動を待たずに求人を見始めていい。
24時間勤務と非番の呼び出しは、どの本部に行っても変わらない。全国の消防本部の約8割が隔日勤務で、非番は正式な休みじゃない。ここが理由なら、待っても同じ。
体に出ているなら、順番が変わる
仮眠中の出動が続いて眠れない、非番でも疲れが取れない、朝に涙が出る。この状態なら「辞めるべきか」を考える前に受診する。休職という手もある。判断力が落ちた状態で退職を決めると、条件を選べずに焦って決めて後悔しやすい。
こまり
自分は24時間勤務と非番の呼び出しがいちばんきついです。日勤に回れるかも分かりません。
日勤は枠が少ないから、当てにして待つと年だけ取る。勤務体系が理由なら「辞めるかどうか」はもう答えが出てる。次は「どう辞めるか」と「辞めた後どうするか」の話だよ。
ゆうや
辞める前に決めておくこと3つ
まとめ
お金の見通し、次の当て、伝え方。この3つが決まっていれば「辞めて後悔」はほぼ避けられる。
1. お金:退職手当は出る。失業給付は出ない
消防士は市町村の職員で雇用保険に入っていないので、退職後にハローワークで失業給付は受けられない。頼れるのは退職手当と貯金だけ。
退職手当は「退職日の給料月額 × 支給率」で決まる。各自治体の条例で決まっていて、国家公務員の自己都合退職の率とほぼ同じ水準。
| 勤続年数 | 自己都合の支給率 | 給料月額23万円なら |
|---|---|---|
| 1年 | 0.6か月分 | 約14万円 |
| 3年 | 約1.8か月分 | 約41万円 |
| 5年 | 3.0か月分 | 約69万円 |
| 10年 | 6.0か月分 | 約138万円 |
これに調整率(国の場合0.837)がかかるので、実際は上の数字より少し減る。3年目なら手取りで1〜2か月分と思っておくと、大きく外れない。金額は本部の人事担当に聞けば教えてくれる。
次が決まる前に辞めると起きること
失業給付がないので、収入ゼロの期間を退職手当と貯金だけで持たせることになる。3か月で底が見えると、条件を選ばずに焦って決める。「やっぱり消防を辞めなきゃよかった」の多くは、辞めたことじゃなくて、この焦りが原因。
2. 次の当て:辞める前に求人を見ておく
「次を決めてから辞める」が原則。ただ、当番と非番の繰り返しで転職活動をするのは現実的に難しい。だから在職中にエージェントに登録して、求人を見せてもらうだけで十分。登録が本部に伝わることはない。
どんな求人があるかを見るだけで、「辞めたら終わり」が「辞めたらこれがある」に変わる。この差が、次の引き止めの場面で効く。
3. 伝え方:不満ではなく「事実+決めたこと」
上司に伝えるとき、不満を並べると説得の材料にされる。辞める理由がそのまま次の志望理由になる形にしておく。
伝え方の型
【事実】消防士として3年、警防と救急を担当してきました。
【気づき】機器の点検や、手順を守って現場を安全に回す仕事が自分に合っていると分かりました。
【決めたこと】その部分を日勤で専門にできる仕事に移ると決めました。◯月末で退職させてください。
不満を言わず、嘘も言わず、「決めた」と言い切る。相談の形にすると、相談に乗られて長引く。
24時間勤務の中で進める、引き止められない辞め方
まとめ
消防も「辞職願」を出して承認をもらう形。引き止めは前提。内定が出てから伝えると、話は退職日の調整だけになる。
公務員は退職届ではなく辞職願を出して、任命権者の承認をもらう形。法律上は2週間前でも辞められるけど、承認と引き継ぎがあるので、実際は2〜3か月前に伝えるのが普通。
3か月以上前:在職中にエージェントに登録する
まだ本部には何も言わない。「消防士で、転職を検討している」とだけ伝えて求人を見る。年収の下限と譲れない条件を2〜3個決める。
面接は非番と週休で受ける
民間の面接は平日日中が多いけど、隔日勤務なら非番の日中に受けられる。「公務員なので日程を合わせたい」と言えば、エージェント経由なら調整してもらえる。
内定が出たら、入社日を先に決める
消防の退職には2〜3か月かかることを内定先に伝えて、入社日を確定させる。エージェントが間に入るとこの交渉が楽。
直属の上司に「事実+決めたこと」で伝える
ここで初めて本部に言う。引き止めがあっても入社日が決まっているので迷わない。辞職願は本部の様式に従う。
引き継ぎと有給の消化
担当の機器や書類の引き継ぎを丁寧にやれば円満に辞められる。残っている年休は消化を申し出る。
引き止めがきついのは「何も決まっていない人」
「もう少し頑張れ」「係を変えるから」と言われて揺れるのは、次が決まっていないから。内定と入社日があれば、上司も本気で止めない。止められる前に、決めておく。
どうしても言い出せない、受け取ってもらえないとき
上司が怖くて切り出せない、辞職願を受け取ってもらえない、話すだけで体調が悪化する。この状態なら、退職代行という手がある。公務員の退職は承認が必要なので、弁護士が対応するサービスを選ぶ。
- 弁護士法人が対応するものを選ぶ(公務員の手続きに対応できる)
- 有給消化や退職日の交渉まで任せられるかを確認する
- 料金は2〜5万円が目安。無料相談で対応範囲を聞いてから決める
ただ、これは最後の手段。自分で伝えられるなら、そのほうが後がきれい。上の時系列どおりに進めれば、ほとんどの人は自分で辞められる。
元消防士が優遇される転職先ランキング。辞めた後どこに行っているか
まとめ
消防設備・防災・設備保全は経験が直接商品になる。20代なら法人営業で選択肢が広い。
順位は「消防の経験がそのまま評価されるか」「日勤・土日休みに近いか」「年齢の上限がゆるいか」の3つで決めた。「消防しかやってないから何もできない」は誤解。消防法の知識、機器の点検、緊急時の判断を売っている業界は、元消防士を高く買う。しかも日勤で土日休みの仕事が多い。
| 転職先(優遇される順) | 20代 | 30代前半 | 35歳以上 |
|---|---|---|---|
| 1位 消防設備の点検・工事(消防設備士) | ◎ | ◎ | ◎ |
| 2位 防災コンサル・企業の防災担当 | ○ | ◎ | ◎ |
| 3位 設備保全・プラント・製造 | ◎ | ○ | ○ |
| 4位 法人営業(保険・不動産・人材) | ◎ | ○ | △ |
| 5位 警備・セキュリティ会社の管理職候補 | ○ | ◎ | ◎ |
| 6位 医療・介護の現場(救急救命士の資格がある人) | ○ | ○ | ○ |
| 参考 事務・バックオフィス | △ | △ | × |
消防設備の点検・工事は、消防で身につけた消防法と機器の知識がそのまま使えるうえに、人手不足で未経験からも入りやすい。年収を落としたくない人は、まずここから見る。
| 消防でやっていたこと | 民間での言い換え | 評価される仕事 |
|---|---|---|
| 予防査察・立入検査 | 消防法に基づく設備の適合確認と是正指導 | 消防設備・防災コンサル |
| 機器・車両の点検整備 | 手順書に沿った保守点検と記録の管理 | 設備保全・製造・整備 |
| 火災・救助の現場活動 | 緊急時に優先順位をつけて安全を確保した経験 | 警備管理職・企業の防災担当 |
| 救急活動 | 状態の観察と、限られた時間での判断・引き継ぎ | 医療・介護・カスタマー対応 |
| 訓練・後輩指導 | 未経験者への指導と進捗管理 | 管理職候補・研修担当 |
| 大型・大特などの免許 | そのまま資格として記載 | 物流・建設 |
言うと損する3つ
・「体力に自信がある」→ 民間では前提であって強みじゃない
・「上下関係に慣れている」→「指示待ち」と取られる。「報告の精度が高い」と言い換える
・「根性がある」→ 評価の対象にならない。「手順を守って事故を起こさない」と言い換える
こまり
消防設備の会社なら、今の知識がそのまま使えるんですね。警備員しかないと思ってました。
求人サイトで「元消防士」って検索すると警備員しか出ないから、そう思う人が多い。消防設備や防災の求人は、エージェントに「消防士です」と伝えると出てくる枠にある。
ゆうや
辞める前に相談する先、おすすめ順5社
まとめ
職務経歴書で止まってるならジェイック。20代で方向に迷ってるならneo。辞めるか決めてないならクジラボ。
報酬の大小じゃなく、年齢の対象と支援の中身で並べた。全部無料で、登録が本部に伝わることはない。
このサイトの立ち位置
運営しているのは元警察官で、消防士ではない。ただ、同じ公安職から民間に出た経験と、公務員から民間へ移る人の相談を長く受けてきた視点で、公式の数字と制度をもとにまとめている。制度の金額や条件は自治体によって違うので、最新は本部の人事担当と各サービスの公式で確認してほしい。
1位 ジェイック 就職カレッジ

- 職務経歴書に「消防士」しか書けなくて止まってる人に、最初にすすめたい
- 書類選考なしで面接まで進める仕組みがある。人柄と経験を直接話せる
- 無料の就職講座で、民間のビジネスマナーも確認できる
- 対象は18〜35歳が中心。30代前半まではまずここ
JAIC(ジェイック)
就活のやり方そのものが分からない、面接で毎回落ちる人
81.1%
就職成功率
91.5%
入社後定着率
なし
書類選考
- 5日間の研修で、履歴書の書き方から面接練習までまとめてやれる
- 書類選考がないので、経歴やブランクを理由に落とされない
- 合わないと感じたら途中で抜けても費用はかからない
登録無料/オンライン対応
2位 第二新卒エージェントneo

- 20代で「辞めたいけど、何がしたいかは分からない」段階の人向け
- 1人あたりの面談時間が長い。「消防しか知らない」ところから一緒に言葉にしてくれる
- 年収の下限を伝えれば、条件交渉まで対応
- 公式は19〜29歳。29歳は境界なので、安全側は28歳まで
第二新卒エージェントneo
短期離職や転職回数の多さを、どう説明するか迷っている20代
10h+
平均サポート
専任
アドバイザー
不問
経歴条件
- 1人あたり平均10時間かけて、経歴の伝え方を一緒に組み立てる
- 離職期間や短期離職の理由を、面接向けに言い換えてくれる
- ブランクがあっても求人を紹介してもらいやすい
登録無料/全国対応
3位 UZUZ(ウズキャリ)

UZUZ(ウズキャリ)
担当者とじっくり話して決めたい20代
20代
対象
オンライン
面談
無料
費用
- 面談に時間をかける型。書類・面接対策から入社後の支援まで
- 求人は首都圏中心の事例あり。地方は対応地域を確認してから
登録無料/新卒・第二新卒・既卒・フリーター向け
4位 ハタラクティブ

ハタラクティブ
正社員経験を問わず、未経験枠から探したい20代
20代
対象
オンライン
面談
無料
費用
- 未経験OK求人が中心。個別ヒアリングから紹介・書類・面接対策まで無料
- 対象エリアは北海道・宮城・関東・東海・関西・広島・岡山・福岡
20代中心/対象エリアは公式サイトで確認
5位 キャリアスタート

キャリアスタート
首都圏・関西で、対面も含めて相談したい若手
若年層
対象
東京・大阪
拠点
無料
費用
- 第二新卒・既卒の不安に寄り添う型の支援
- 対応地域は事前に確認を。上限年齢は公式で明示されていない
若年層向け/対応地域は要確認
5社をひと目で
| 順位 | サービス | 年齢 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 1位 | ジェイック | 18〜35歳 | 書類選考なし+無料講座 |
| 2位 | 第二新卒エージェントneo | 19〜28歳 | 面談と紹介。条件交渉まで |
| 3位 | UZUZ | 20代 | 面談に時間をかける |
| 4位 | ハタラクティブ | 20代 | 未経験OK求人が中心 |
| 5位 | キャリアスタート | 若年層 | 東京・大阪で対面も |
番外:首都圏で経験者向けの求人を見るなら type転職エージェント

- 首都圏(東京・千葉・神奈川・埼玉)で働きたい23〜35歳向け
- 営業・販売・エンジニア・マーケ・管理系の経験がある人が対象
- 消防設備会社や防災コンサルのような経験者向け求人は、こういう総合型に多い
- 地方在住や未経験職種からの転職は対象外なので、上の5社から選ぶ
type転職エージェント
首都圏で、営業・IT・管理系の経験を活かして転職したい23〜35歳
23〜35歳
対象
首都圏
勤務地
無料
費用
- 首都圏に特化した転職エージェント。IT・営業・ハイクラスに強い
- 専任アドバイザーが応募から面接対策まで一緒に進める
- 対象は営業・販売・エンジニア・マーケ・管理系の経験がある人。地方在住は対象外
登録無料/首都圏(東京・千葉・神奈川・埼玉)向け
35歳以上の人へ
上の5社もtypeも、対象年齢の上限が35歳。36歳以上なら、求人紹介より先に下の公務員特化の相談(クジラボ・初回無料)で方向を決めてから、総合型の転職エージェントに行くほうが遠回りしない。消防設備・防災系は年齢の上限がゆるいので、35歳を超えていても入口はある。
辞めるかどうかから整理したいなら:クジラボ/ポジウィル
求人を紹介しない立場でキャリアを整理するサービス。「辞めるべきか、まだ決めきれない」段階ならこっちが先。消防の事情を前提に話したいならクジラボ、幅広く整理したいならポジウィル。
クジラボ(公務員特化型)

公務員に特化したキャリアカウンセリング。当番・非番、訓練、小さな本部の人間関係といった消防の勤務事情を説明しなくても通じるのが強み。年齢制限がないので、35歳を超えている人の最初の相談先としても使える。初回相談は無料、本プログラムは有料。
クジラボ(公務員特化型キャリア相談)
転職するかどうかから、公務員の事情が分かる人に相談したい人
年齢制限なし
対象
オンライン
面談
無料
初回相談
- 公務員特化型のキャリアカウンセリング。警察・自衛隊など公安職の勤務事情を前提に話せる
- 求人紹介が目的ではないので、転職ありきで話が進まない
- 2年で2,000名以上が利用。本プログラムは有料なので、初回無料相談で判断してよい
初回相談は無料/本プログラムは有料/オンライン
ポジウィルキャリア
幅広い業界を見ながら整理したいならこっち。初回45分は無料で、有料コースは高額だから無料相談だけ受けて判断してもOK。

ポジウィルキャリア
転職するかどうかから迷っていて、まず整理したい人
45分
初回相談
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初回費用
20-30代
対象
- 求人紹介ではないので、転職ありきで話が進まない
- やりたいことが無い状態から一緒に考えてくれる
- 有料コースは高額なので、初回無料相談だけ受けて判断してもよい
初回相談は無料/有料コースあり
今日からの動き方
まとめ
辞めるかどうかを今日決めなくていい。理由を分類して、求人を見て、お金の見通しを立てる。それだけで「甘え」の迷いは消える。
辞めたい理由を、上の表で分類する
配属替えで変わる理由なら異動希望を先に。勤務体系が理由なら次へ。体に出ているなら受診が先。
退職手当の目安を人事担当に聞く
勤続年数と給料月額で決まる。聞くだけなら退職の意思表示にはならない。
エージェントに登録して、非公開で求人を見る
「消防士で、転職を検討している」とだけ伝える。消防設備や防災の求人があるかを聞くと、話が早い。
年収の下限と、譲れない条件を2〜3個決める
「日勤」「土日休み」「年収◯万円以上」。消防で足りなかったものを条件にする。
内定が出てから、辞職願を出す
引き止めがあっても入社日が決まっているので迷わない。自分で言えないときだけ退職代行を使う。
こまり
まず理由を分類して、人事に退職手当を聞いて、求人を見るところからですね。
それでいい。「辞めたい」を「辞めるかどうか」で悩み続けるより、「辞めるならこう」を先に作る。そうすると、残る選択もできるようになるよ。
ゆうや
よくある質問
消防士を辞めたいと思うのは甘え?
甘えじゃない。自己都合で辞める消防職員は年間約2,900人いて、4割近くが30歳未満。ただ、理由が配属替えで変わるもの(担当の係)なら、一度異動を待つ価値はある。24時間勤務や組織体質が理由なら、待っても変わらない。
退職は何か月前に言えばいい?
法律上は2週間前でも辞められるけど、公務員は辞職願を出して承認をもらう形なので、実際は2〜3か月前が普通。内定が出てから伝えるのが安全。決まる前に伝えると、引き止めと説得が長く続く。
消防士を辞めたら退職金はいくら?
退職日の給料月額に勤続年数別の支給率をかけた額。自己都合だと勤続1年で0.6か月分、5年で3.0か月分、10年で6.0か月分が目安(国家公務員の率。市町村も条例でほぼ同水準)。正確な額は本部の人事担当に聞けば教えてくれる。
消防士の経験は民間で通用する?
する。消防設備の点検・工事、防災コンサル、設備保全は、消防法の知識と機器点検の経験がそのまま商品になる。救急救命士の資格があれば医療・介護の現場も選択肢。「消防しかやってない」ではなく「何を点検し、何を判断していたか」を書く。
消防を辞めて後悔しない?
辞めたこと自体を後悔している人は少ない。後悔しているのは「次を決めずに辞めて焦った」「もっと早く準備しておけばよかった」のほう。在職中に求人を見て、お金の見通しを立ててから辞めれば、ほぼ避けられる。
退職手当の率や手続きは本部・自治体によって違うことがある。各サービスの料金・対象年齢・対応地域も変わることがあるので、申し込む前に公式で最新の条件を確認してね。
